【海外ニュース】『アベンジャーズ』次回作に『シャン・チー』監督が大抜擢!コミコンで行われたマーベル大発表を整理しよう。
7月23日(現地時間)、アメリカのサンディエゴで行われたコミコン・インターナショナルにて、マーベル・スタジオよりMCUの今後の展開に関する膨大な情報が発表された。
その中で特に大きな盛り上がりを見せたのが、『アベンジャーズ』シリーズの新作について発表されたタイミング。『Avengers: The Kang Dynasty(原題)』と『Avengers: Secret Wars(原題)』という2本のタイトルが同時に明かされた。米Deadlineによれば、『Avengers: The Kang Dynasty』の監督には『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットンが選ばれたようだ。
彼は、ブリー・ラーソンが『キャプテン・マーベル』(2019)の主演を務める遥か前に『ショート・ターム』(2013)で、そして『ガラスの城の約束』(2017)でも主演に起用している。今から振り返れば以前からかなり“マーベル”と縁があり、MCUの中核とも言える『アベンジャーズ』シリーズを担うのも必然のように思える。もちろん、主要キャストをアジア人・アジア系俳優で固めた『シャン・チー』を予想以上の大ヒットに導いたその手腕を買われてのことであろうが。ちなみに、クレットンは『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)では、『ブラックパンサー』(2018)で印象的なヴィランのエリック・キルモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダンを主演に据えた(ラーソンも出演)。
フェーズ1からフェーズ3をまとめて「インフィニティ・サーガ」と呼ぶのに対し、現フェーズ4からフェーズ6までは「マルチバース・サーガ」と呼ばれることになるようだ。『Avengers: The Kang Dynasty』の詳しい内容は不明だが、「Kang(カーン)」というのはドラマシリーズ『ロキ』の中で明かされた名前で、今後『アベンジャーズ/エンドゲーム』で熾烈な戦闘の末に倒したヴィラン、サノスに続く強大なヴィランになると見られる。「The Kang Dynasty(カーン王朝)」というタイトルもそれを示唆しているように思われる。他に発表された作品は以下の通りだが、それとは別に『シャン・チー』の続編と、フェーズ6ではタイトルすら未発表の作品が多くある。引き続き今後の情報に期待しよう。
<フェーズ4>
・『シー・ハルク:ザ・アトーニー』 (2022年8月17日よりDisney+で配信予定)
ブルース・バナー/ハルクの従姉妹で、ハルクの力を手に入れたヒーロー・ヴィラン関係の問題を解決する弁護士(アトーニー)でもあるジェニファー・ウォルターズの活躍を描くドラマシリーズ。
出演:タチアナ・マスラニー、マーク・ラファロ、ティム・ロス 他
・『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 (2022年11月11日 日米同時公開)
『ブラックパンサー』の続編で、2020年に大腸癌で亡くなったチャドウィック・ボーズマンが演じていたティ・チャラ王/ブラックパンサーの死後のワカンダ王国を描く。新ヒーローのリリ・ウィリアムズ/アイアンハートも登場予定。
監督:ライアン・クーグラー(『ブラックパンサー』)
出演:レティーシャ・ライト、ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ 他
<フェーズ5>
・『Ant-Man and the Wasp: Quantumania (原題)』(2023年2月17日 全米公開予定)
『アントマン』シリーズ3作目。カーンも登場予定。
監督:ペイトン・リード(『アントマン』シリーズ)
出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、キャスリン・ニュートン 他
・『Secret Invasion (原題)』(2023年春よりDisney+にて配信予定)
ニック・フューリーやスクラル人タロスなどに焦点を当てたドラマシリーズ。
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、コビー・スマルダーズ 他
・『Guardians of the Galaxy Vol. 3 (原題)』 (2023年5月5日 全米公開予定)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ3作目。
監督:ジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ 他
・『Echo (原題)』 (2023年夏よりDisney+にて配信予定)
ドラマシリーズ『ホークアイ』でヴィランとして登場したマヤ・ロペス/エコーが主人公のドラマシリーズ。
出演:アラクア・コックス、ザーン・マクラーノン、ヴィンセント・ドノフリオ 他
・『The Marvels (原題)』 (2023年7月28日 全米公開予定)
『キャプテン・マーベル』の続編。ドラマシリーズ『ミズ・マーベル』の主人公カマラ・カーン/ミズ・マーベルや、ドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』のモニカ・ランボーなども登場する。
監督:ニア・ダコスタ(『キャンディマン』)
出演:ブリー・ラーソン、イマン・ヴェラーニ、テヨナ・パリス 他
・『ロキ』シーズン2 (2023年夏よりDisney+にて配信予定)
ドラマシリーズ『ロキ』の続編。
出演:トム・ヒドルストン、ラファエル・カザル 他
・『Blade (原題)』(2023年11月3日 全米公開予定)
人間とヴァンパイアの混血で、ヴァンパイア・ハンターのブレイドが主人公。
監督:バッサム・タリク(『シュガーランドの亡霊たち』)
出演:マハーシャラ・アリ、デルロイ・リンドー、アーロン・ピエール 他
・『Ironheart (原題)』 (2023年秋よりDisney+にて配信予定)
コミックではトニー・スターク/アイアンマンの後を継ぐことになる天才発明家の少女、リリ・ウィリアムズ/アイアンハートが主人公のドラマシリーズ。
出演:ドミニク・ソーン、オールデン・エアエンライク、アンソニー・ラモス 他
・『Agatha: Coven of Chaos (原題)』(2023年冬よりDisney+にて配信予定)
ドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』のヴィラン、アガサ・ハークネスが主人公のドラマシリーズ。
出演:キャスリン・ハーン 他
・『Daredevil: Born Again (原題)』(2024年春よりDisney+にて配信予定)
シーズン3で打ち切られた、NetflixによるMCUドラマシリーズ『デアデビル』がカムバック。昼間は弁護士、夜は悪と格闘する盲目のヒーロー、マット・マードック/デアデビルが主人公のドラマシリーズ。デアデビル役のチャーリー・コックスと、ヴィランのウィルソン・フィスク/キングピン役のヴィンセント・ドノフリオの続投は決定している。
出演:チャーリー・コックス、ヴィンセント・ドノフリオ 他
・『Captain America: New World Order (原題)』(2024年5月3日 全米公開予定)
『キャプテン・アメリカ』シリーズの4作目。スティーブ・ロジャース/初代キャプテン・アメリカの後を継ぎ、新たなキャプテン・アメリカとなったヒーロー、サム・ウィルソン/元ファルコンが主人公。
監督:ジュリアス・オナ(『クローバーフィールド・パラドックス』)
出演:アンソニー・マッキー 他
・『Thunderbolts (原題)』(2024年7月26日 全米公開予定)
コミックでは主にヴィランたちからなるチーム「サンダーボルツ」に焦点を当てた物語。
監督:ジェイク・シュライアー(『ペーパータウン』)
出演:不明
<フェーズ6>
・『Fantastic Four (原題)』(2024年11月3日 全米公開予定)
マーベル・コミックに登場した最初のヒーローユニット「ファンタスティック・フォー」の物語。
監督:不明
出演:不明
・『Avengers: The Kang Dynasty』(2025年5月3日 全米公開予定)
『アベンジャーズ』シリーズの5作目。
監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』)
出演:不明
・『Avengers: Secret Wars』(2025年11月7日 全米公開予定)
『アベンジャーズ』シリーズの6作目。
監督:不明
出演:不明
ソース:https://deadline.com/2022/07/avengers-the-kang-dynasty-destin-daniel-cretton-1235078083/
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