豪華キャスト大集合!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』完成披露試写会レポート
感動の超ド派手ファンタジーエンタテインメント
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
7月15日(木) 実施 完成披露舞台挨拶レポート!
1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代と共にスケールアップした『妖怪大戦争 ガーディアンズ』としてスクリーンに復活!8月13日(金)より公開を迎える。今回、本作の完成披露試写会を実施。舞台挨拶には主演の寺田心を筆頭に、劇中で本格特殊メイクを施していた杉咲花、大沢たかお、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、三池崇史監督ら超豪華キャスト陣が登場し、撮影秘話など貴重なトークを展開した。
舞台挨拶の壇上には、寺田演じる主人公ケイをはじめ、キャスト陣が演じた個性豊かな妖怪たちのスタンディ(パネル)を設置。華やかな装いで登壇したキャスト陣とのギャップが際立つ、本作らしいにぎやかなステージが完成した。
本作では、寺田以外の妖怪キャストたちが素顔もわからないほどの特殊メイクを施し、妖怪になりきっていることでも話題に。久々にキャストたちと再会したという寺田は、「撮影中はほぼ特殊メイク姿でお会いしていたので、皆さん素顔では初めましてというか、不思議な気持ちです!」と、迫力満点のスタンディとキャスト陣を見比べながらコメントした。また、初挑戦したワイヤーアクションにも言及し、「体が思うように動かなかったけど、ワイヤーで人間離れした動きをしている時は、魔法使いや超人になったような気持ちになりました」と貴重な体験を振り返った。同じく劇中でアクションに挑戦し、華麗な剣さばきを披露している杉咲花は、「常にお面をかぶっての撮影だったので、視界が狭まったなかでアクションするのは結構難しかったですね」と、自身が演じた狐面の女(きつねめんのおんな)ならではのアクションについて振り返った。
狸の大妖怪・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)役として、808匹の狸を従えて炎に包まれたバイクに乗るシーンも演じた大沢は、「メイクから何から大変でしたが、これまで妖怪を演じたことがなかったので、毎日楽しく撮影させていただきました。(808匹の狸はCGだが)雰囲気作りで、現場に狸の絵は置いてありました(笑)」と意外な撮影秘話を披露。『初恋』に続く三池監督作品で、本格特殊メイクによる変貌ぶりが際立つ三浦は、「前回は忍者、今回は天狗役と言うことで、僕だとわかってもらえるかわからないですが(笑)、三池組はいつも楽しくて今回もすごくいい勉強になったし、皆さんに観てもらえるのが楽しみです!」とコメント。
隠神刑部に惚れているという設定の雪女を演じた大島は、大沢の劇中シーンに言及しながら「バイクからジャンプする姿が本当にかっこよくて!雪女としてではなく大島優子としても心がキュンとなる瞬間がありました。今日は大沢さんの素顔を拝見できてとっても嬉しく思っております!」と笑顔を見せた。対する大沢は、「お互いメイクをしているので、撮影中は最後まで素顔を見ることはなかったけど、今日ようやく顔を見られてかえって恥ずかしくて(笑)。映画では、背中で寄り添う二人なので」と答えると、思わず大島も「冷たい男なんですよ!」と返し会場を沸かせた。
ケイの旅の仲間となる天邪鬼(あまのじゃく)役の赤楚は、「撮影現場で心君にずっといたずらされてました!」と告白し、寺田も「だるまさんがころんだをやったり、洞窟のシーンでいたずらするのが一番楽しかったです!」と笑顔に。メガホンを取った三池監督はこれを微笑ましく見守りながらも、「赤楚さんに関しては、目当てて来た方には申し訳ないぐらい、びっくりします。『どこに出てたっけ?』となると思う。妖怪になり切っているので、みなさんもすごい役者だなと感じると思いますよ」と、特殊メイクと演技で天邪鬼になりきった赤楚を絶賛した。
登壇中の姿からは想像もつかないほど、妖怪としてキャスト陣が大活躍する本作。主演の寺田は、本作の見どころについてずばり「一言で言うと、技術の集まり」と断言。「特殊メイクや衣装や小道具など細部までこだわられていて、それに演技が相まってみなさん妖怪そのもので、ずっと驚かされていました」と、スタッフ・キャストの持つ力の大きさについてあらためて語った。
公開前から話題沸騰の特殊メイクについては、妖怪キャストの面々も本格メイクゆえにだいぶ苦労していた様子。劇中で和装にコーンローというインパクト抜群なヘアスタイルを披露した杉咲は、完成までに毎回3、4時間ほどかかっていたことを明かし、「一度出来上がると1週間ぐらいはずせないので、帽子をかぶるのを忘れてそのままコンビニに行ってしまった」といううっかりエピソードを披露。同じように長時間特殊メイクに時間がかかったという大沢は、「その時間も含めて、だんだん妖怪に変身していくきかっけにできたので、今では愛おしく思います」と隠神刑部への想いを吐露。長い鼻が特徴的な天狗を演じた三浦は、「鼻が長すぎるとペットボトルが飲めない!」とぼやきつつ、さらに大きな翼が生えているために部屋に入るのも困難だったことを明かし、笑いを誘った。
常に頭上に雪が降っている雪女を演じた大島は、「ずっとそばに付いて雪を降らせてくれたり、青白い光を当ててくれる“付き人が”いました」と意外な存在を告白。天邪鬼役の赤楚は、「特殊メイクで付けた鼻の穴が小さいので、撮影当時花粉症で大変だった」と苦労話を披露した。
さらに、メガホンを取った三池監督が、妖怪について「人間が心の中に本当は持っているピュアなもの」と発言していることから、登壇者の中で「誰が一番妖怪らしいか?」をそれぞれ語ることに。これにはすかさず寺田が「三池監督だと思います!」と即答。「三池監督は世の中を色々知っているからこそ、逆にピュアなのかと思いました」と答えると、大沢と大島も「監督は見た目からして妖怪っぽい!」とこれに賛同。大沢は「役の説明をされるとき全部自分でやってくださるんですが、芝居心があるし少年のように演技をしてくれて、すごくピュアな人だと思う」、大島は「瞳がすごくピュアで、撮影中モニターを見ながらケラケラ笑っていらっしゃった。私たちは妖怪を演じましたが、三池監督は“妖怪演出家”だったんじゃないかな」とそれぞれ撮影を振り返りながら意見を述べた。
これに対し、杉咲と赤楚はそろって寺田の名を挙げ、「普段はすごく礼儀正しいのに、食のことになるとピュアになる」「心君と同じ年齢の頃にこんなに上手に受け答えが出来ないから、絶対妖怪だと思う!」と熱弁をふるい、三浦は「僕から見たらみんな“お芝居妖怪”みたいなもの”!」とコメントし会場を盛りあげた。
三池監督は、妖怪らしいキャストとして大沢を挙げ、「隠神刑部は唯一妖怪としてのメッセージを直接我々にぶつけてくれる存在。妖怪から直接言われているような気持になるし、個性的な魅力がある」と絶賛。これには大沢も「光栄です」と笑顔を見せた。
イベントの最後には、これから映画を楽しむファンへ、三池監督と寺田からコメントが寄せられた。三池監督からは、「今の日本にいる我々にとって非常に勇気を与えてくれる作品だと思います。エンターテインメントなので、楽しんでもらって、希望を見出して、明日が少し楽しくなってもらえたら。それでこそ我々が作った意味があると思うので、最後までゆっくり浸って楽しんでいただければと思います」、寺田からは「この撮影で渡辺ケイを通して、僕自身一回りも二回りも成長したような気がしています。機会を与えてくださった三池監督、携わってくださったたくさんのスタッフのみなさんに感謝します。こんなご時世だからこそ、この映画が上映されることを幸せに思います」とメッセージが贈られた。
【ストーリー】
太古の日本列島を分断していた大きな溝、フォッサマグナ。かつて海の底だったこの場所で、地中深く眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変えて東京へと向かうのだった。人間からは妖怪獣の姿は見えず天災にしか見えない。人々が怯える中、日本の妖怪たちは、このまま妖怪獣が東京に向かえば、太古の結界を破壊し、世界が滅亡の危機を迎えてしまうと危惧する。東京への到達を阻止するため、妖怪たちは平安時代に実在した伝説の妖怪ハンター・渡辺綱(わたなべのつな)の血を受け継ぐ、埼玉県・所沢市の小学生・渡辺兄(わたなべけい)の存在を突き止め、妖怪の世界へと招き入れる。自分の血筋も知らない普通の気弱な小学生の兄は、突然現れた妖怪たちに驚きを隠せない中、妖怪たちから世界を救ってくれと頼まれる。果たして、世界を救う勇者に選ばれ、伝説の刀・鬼切丸を授けられた少年の運命は?そして妖怪たちの本当の狙いとは?人間、妖怪、世界のモンスター、そして“出しちゃいけないでっかいヤツ”も巻き込んだ、新時代の“妖怪大戦争”が始まる!
【キャスト】
寺田心 杉咲花 猪股怜生 安藤サクラ/ 神木隆之介
大倉孝二 三浦貴大 大島優子 赤楚衛二 SUMIRE
北村一輝 / 松嶋菜々子
岡村隆史 遠藤憲一 石橋蓮司 / 柄本明
大森南朋 / 大沢たかお
【スタッフ】
監督:三池崇史
製作総指揮:角川歴彦、荒俣宏
脚本:渡辺雄介
音楽:遠藤浩二
制作プロダクション:OLM
配給:東宝、KADOKAWA
(C)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
公式サイト:kadokawa.co.jp/yokai
公式ツイッター:@yokai_movie
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