プロの技が光る!有名フードコーディネーター監修の飯テロ映画特集③『最初の晩餐』最初の想い出に食べたい料理は何ですか?
映画に出てくる料理は、シェフが作るように必ずしも完璧な料理ばかりではありません。そこには、あえて不格好に作るなど登場人物が生活の中で作ったように料理を“魅せる”フードコーディネーターの存在があります。そこで今週の「今夜何観る?」ではフードコーディネーターの存在にフォーカスを当て、プロの技が光る飯テロ映画を紹介します!
『最初の晩餐』(2019)
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今回お送りするフードコーディネーター監修の飯テロ映画は『最初の晩餐』です。物語は父の葬儀に集まった家族に通夜ぶるまいとしてチーズ目玉焼きが出されるところから始まります。チーズ目玉焼きは、主人公が幼かったころ、母の入院により父が作った初めての料理でした。そのチーズ目玉焼きをはじめとして父が生前に残した家族の想い出料理を通して、離れてしまった家族を再生していきます。
今作では目玉焼きだけでなく味噌汁・秋刀魚・すきやきなど古き良き家庭料理がたくさん出てきます。これら家庭料理のフードコーディネーターを務めるのは赤堀博美さんです。赤堀さんはドラマを中心にCM、映画など広く活躍しています。そんな彼女はフードコーディネーターの傍ら、今もなお日本初の料理学校の学園長を務めています。創立から約130年の伝統に支えられた料理技術は、本作では思わず「懐かしい!」と感じてしまう家庭料理を支えています。
ちなみに想い出料理として最初に登場する「チーズ目玉焼き」は公開当時、SNSにレシピが載せられると大きな反響がありました。普通の目玉焼きとは一味違い、こんがり焼けたスライスチーズの上に乗った目玉焼きは映画の“目玉”になると監督もかなりこだわったそうです。スライスチーズと卵があればすぐに挑戦できるので、チーズ目玉焼きと共に『最初の晩餐』、是非ご覧ください!
【ストーリー】
父を亡くした家族が通夜に出てきたある料理をきっかけに父と家族の時間を取り戻す姿を描いたドラマ。父の日登志が亡くなり、カメラマンの東麟太郎は葬儀のために故郷に帰ってきた。通夜の準備を進める中、母のアキコが通夜ぶるまいの弁当を勝手にキャンセルし、自分で料理を作ると言い出す。母が運んできた料理は目玉焼きだった。母が作る数々の手料理を食べていく中で、家族のさまざまな思い出が去来していく。
【キャスト】
染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏 ほか
【スタッフ】
監督・脚本:常磐司郎
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