人類のフロンティア!宇宙に挑んだ人たちに勇気を貰える映画特集①『ファースト・マン』
野口聡一さんが宇宙ステーションに到着したことで、「宇宙飛行士」への注目は高まっています。一見すると華やかな職業に見えるが、宇宙とは常に危険や死と隣り合わせです。そんな宇宙に行ったことのある人間は、数えるほどしかいません。そこで今週の「今夜何観る」では、勇気を持って、人類のフロンティア「宇宙」に踏み出した人たちを描いた作品を特集します。
『ファースト・マン』(2018)
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アカデミー賞を席巻した『ラ・ラ・ランド』の監督デイミアン・チャゼルと、その『ラ・ラ・ランド』に主演したライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだSF映画の本作、人類史上初めて月面に降り立ったニール・アームストロングと彼が月面に降り立つまでの実話を描いた作品です。
もちろん本作はNASAのジェミニ計画やアポロ計画を描いたものですが、実話を描いた他の作品とは一線を画し、あくまでニール・アームストロング個人の視点で描きつつも、全体的に感情を抑えた暗い内容になっています。それでもやはり宇宙のシーンは美しいのが大きな魅力です。今まで宇宙が舞台の映画はたくさんありますが、本作以上に美しい宇宙を私は観たことがありません。
ニール・アームストロングは月面に降り立ったのち、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と語ります。アームストロングの知られざる一面も描かれる本作。偉大な功績を残した先人を描いた作品は、私たちに道に挑戦する勇気をくれるでしょう。
【ストーリー】
幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。
【キャスト】
ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ ほか
【スタッフ】
監督:デイミアン・チャゼル
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