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映画が誕生してから100年以上!映画の都「ハリウッド」に生きる人々の栄光と挫折を描いた作品②『アビエイター』波乱万丈すぎる!ハワード・ヒューズの栄光と挫折!!

「映画」が誕生して既に100年以上が経過しています。映像メディアの中ではもちろん一番の歴史を持っています。その歴史の中で、現在に至るまで長きに渡り「映画の都」として君臨しているのがアメリカ、ロサンゼルスにある「ハリウッド」です。そこで今週の「今夜何観る」では映画の都ハリウッドに生きる人たちの栄光と挫折を描いた映画を特集します。

『アビエイター』(2004)

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本作はアメリカの実業家であり、飛行家であり、映画製作者でもあるハワード・ヒューズの半生を映画化した作品です。「地球上の富の半分を持つ男」とも言われましたが、そんな彼の波乱万丈の人生が本作では描かれています。ちなみに本作で描かれているのは彼の人生の半分程度でしかありません。おそらく彼の人生を1本の映画にすると、この映画の倍以上の上映時間になるでしょう。

本作で描かれている彼の人生を見ていると、同じ人間とは思えないほどバイタリティに溢れています。しかし「出る杭は打たれる」という言葉があるように、彼に理解を示す人間もいれば、敵対し潰そうとしてくる人もいます。自分が信じたことに対し、自信をもって突き進むその姿勢は、私たち日本人に大きく欠けている部分であり、それゆえハワード・ヒューズという人物に対して大きな魅力を感じることが出来ます。もっとも、そこには彼を演じたレオナルド・ディカプリオの素晴らしい演技があることも忘れてはいけません。

ハリウッドで栄光も挫折も、それも1回や2回ではなく経験した彼の人生はまさに「波乱万丈」という言葉がぴったりです。彼は挫折の度に、何度も立ち上がってきました。それは彼自身の力はもちろん、支えてくれる人の存在があったからです。やはり生き様にバイタリティがある人には多くの人が付いてくると感じます。ハリウッドの長い歴史においても、大きな足跡を残した彼の人生をぜひご覧になって頂きたいです。

〈ストーリー〉
20世紀初頭。一人の少年が母親に体を洗われているところから映画は幕を開ける。この少年がハワード・ヒューズである。そのとき母親からひとつの言葉を教わる。「QUARANTINE」…和訳すると「感染予防のための隔離」という意味である。後にこの単語にヒューズは苦しめられることとなるのだった。それから時は流れて1920年代。ヒューズは父から受けた莫大な遺産を元手として、夢のひとつであった映画製作を開始。映画『地獄の天使』の製作はトラブルが続き思うような撮影はできなかったが、史上空前の莫大な予算を費やして3年がかりでようやく完成させた。ヒューズは手当たりしだいの女性を口説き手に入れる傍ら、もう一つの夢である飛行機事業に着手、ヒューズ・エアクラフトという会社を立ち上げ、世界一速い飛行機H-1の開発を始めた。しかし、同時期に知り合った女優キャサリン・ヘプバーンとの恋愛は破綻する。

〈キャスト〉
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット ほか

〈スタッフ〉
監督:マーティン・スコセッシ