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興奮!感動!涙! 夏はスポーツ映画で熱くなれ!特集① 『炎のランナー』自身のアイデンティティのために走った男の姿を描く感動作!

新型コロナウイルスをはじめ、暗いニュースが多い昨今ですが、スポーツ観戦をしているときはそんなことを忘れさせてくれます。人々の心を熱くさせるスポーツは、映画との親和性も非常に高く、これまで数々名作スポーツ映画が製作されました。そこで今週の「今夜何観る」は観る者の胸を打つ熱いスポーツ映画を特集します!

『炎のランナー』(1981)

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この映画を観たことがない人でも、一度はこの映画のテーマ曲を聞いたことはあると思います。アカデミー賞作品賞も受賞したこの映画は、今の時代においてもスポーツ映画の最高峰として映画史にその名を刻んでいます。

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この映画はただ単にスポーツに打ち込む人間を描いたものではありません。スポーツを通してそれぞれのアイデンティティをかけて戦っています。映画の主人公の一人であり、ユダヤ人のハロルド・エイブラムスは、走ることで栄光を勝ち取り、真の英国人になるために走ります。そして彼のライバルであり、友であるエリック・リデルは神のために走ります。

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現代ではスポーツをする人の多くは、そのスポーツが好きだからでしょう。当然彼らもそうでしょうが、それ以上に自身のアイデンティティのためにスポーツに打ち込んだ側面が強いです。今の時代の様にそのスポーツが好きだから、そのスポーツに夢があるという理由で自由にスポーツが出来るまでの過程には、彼らの様に自分という存在をかけて全力にスポーツに挑んだ人がいたことを忘れてはいけません。

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<ストーリー>
1919年、ケンブリッジ大に入学したハロルド・エイブラハムズ(ベン・クロス)は、自分がユダヤ人であることを強く意識していた。アングロ・サクソンの有形無形の差別に反発し、その鬱憤を発散するため走った。同じ頃、スコットランドではエリック・リデル(イアン・チャールソン)が駿足を謳われていた。彼は宣教師の家庭に生まれ、彼も父の後を継ぐつもりだった。彼にとって、走ることは神の思寵をたたえることだったが、妹のジェニー(シェリル・キャンベル)は彼が一日も早く宣教の仕事を始めることを望んでいた。

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監督:ヒュー・ハドソン

キャスト:ベン・クロス、イアン・チャールソン ほか