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コロナを恐れて家に閉じこもってるアナタ!おウチも怖いんです!建物が主役の【おウチホラー】映画特集③ 『HOUSE ハウス』大林監督の長編デビュー作品はJホラーの元祖

新型コロナウイルスの騒動を経て私たちの暮らしは大きく変わった。在宅ワークを推奨する企業が増え、就活の面接も家でリモートである。そして家は私たち人間にとって、最も安心できる場所である。しかし時に家は私たちに牙をむくときがある。家にいて油断しきった瞬間に、襲い掛かってくる恐怖。今週の「今夜何観る」では建物が主役の「おうちホラー」を特集する。

『HOUSE ハウス』(1977)

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尾道三部作やアイドル映画で知られている大林宣彦監督。今年4月10日、惜しまれつつも亡くなってしまった、日本映画が誇る巨匠だが、そんな彼の初の劇場用映画監督作品は意外にもホラー映画だ。

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夏休みにとある屋敷にやってきたに少女が次々とその屋敷に襲われるという映画で、一人また一人消えていく様は恐怖そのものだ。その屋敷にとりついている生霊は、若い少女を喰らうことで、その瞬間だけ若返ることができ、自分がかつて着るはずだった花嫁衣裳を着ることができる。そのために、若い美少女たちはこの生霊の格好の餌食になってしまい、ピアノやふろ桶、時計や電燈が少女たちを次々と襲う。

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まさにジャパニーズ・ホラーの元祖であり、アイドル×ホラーの組み合わせの元祖でもあるこの映画。この映画をきっかけにブレイクした大林宣彦監督は、後に尾道三部作という日本映画に残る傑作を生みだしている。そういう意味でも見逃せない映画だ。「おうちホラー」としてはもちろん、美少女ホラー映画としても見逃せない作品だ。

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<ストーリー>
中学生のオシャレは、今日も仲間のファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーたちと間近になった夏休みのことをワイワイ話している現代っ子。オシャレが学校から帰ると、イタリアから父が帰国していた。父は彼女に、自分の再婚の相手だと言って涼子を紹介する。新しい母など考えてもいないオシャレにとっては、これはショックだった。自分の部屋にもどって、ふと思い出したオバチャマのところに手紙を出し、夏休みに仲間と行くことにする。

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監督:大林宣彦

キャスト:池上季実子、大場久美子 ほか