今だからこそじっくり家で観てみよう!オススメ海外ドラマ特集③『チェルノブイリ』
新型コロナウイルスの影響で外出自粛ムードが続く日本。休日は、普段であればどこかに出掛けたいものだが今はそれも出来ない。家にいても何もやることがなく、ストレスを抱えている人も多いだろう。そこで今週の「今夜何観る」では映画ではなく、海外ドラマを紹介。外出自粛の今こそ、家で海外ドラマを浴びるように観ましょう!
『チェルノブイリ』(2019)
生々し過ぎるまでリアルに描かれた原発事故
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東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故を経験した日本人にとって、このドラマは他人事では無い。HBOで製作されたこのドラマは徹底的にリアリティにこだわり、淡々とあの日何が起きていたのかを描いている。先月上旬には『Fukushima50』が公開されたことでも、注目を浴びたドラマだ。
シリーズ構成自体は5話と、話数自体は少ないのだが、1話あたり60分~〜70分という、かなりのボリュームがあるので見ごたえは十分。徹底的に当時の事故を検証した上で展開される物語は、濃密なのだが同時に恐ろしくもあり、原子力というエネルギーが持つ恐ろしさを感じることが出来る。現場で対応に当たった作業員は、どれだけの恐怖と立ち向かったのだろうかと考えると胸が締め付けられる思いだ。
このドラマの音楽を担当しているのは『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞したヒドゥル・グドナドッティルだ。彼女が奏でる音楽が観ている側に、何とも表現しがたい不穏な空気を伝えてくれるので、そこも注目ポイントだ。話数が少ない分、他のドラマシリーズよりも観やすいという点でも、本作はオススメのドラマシリーズだ。
【ストーリー】
1986年4月26日未明、ワシリー・イグナテンコ消防士の妻のリュドミラがつわりで目覚めて窓の外を眺めると、遠方のチェルノブイリ原子力発電所から閃光が立ち上り、続いて衝撃波が伝わってくる。ほどなく、建屋に発生した火災を消火するための出動命令が下される。化学事故の発生を疑う消防士。一方、発電所では、咄嗟に何が起きたのか、誰も分からない。
【キャスト】
ジャレッド・ハリス、エミリー・ワトソン、ステラン・スカルスガルド ほか
【スタッフ】
監督:ヨハン・レンク