『彼らは生きていた』ピーター・ジャクソン監督コメント動画解禁!
兵士たちに導かれて出来た兵士たちの映画
『彼らは生きていた』
ピーター・ジャクソン監督コメント動
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中の脅威のドキュメンタリー映画『彼らは生きていた』より、ピーター・ジャクソン監督のコメント動画が解禁された。
ジャクソン監督は、2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストを動員し実施。修復作業には、バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、今までにない最新のデジタル技術が施されています。また、大戦当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加。
今回解禁された監督のコメント動画は、イギリスで行われたワールドプレミアにピーター・ジャクソン監督が登壇した際の一部分を切り出した映像。ジャクソン監督は、本作がまだどういう映画になるか決まっていない状態でも映像の修復を進めることで、「映画の形はまだ見えなかったが彼らが主人公だと思った。どんな声を拾うかも修復過程の発見に導かれて自然と形になった映画なんだ」と話しています。ワールドプレミアでは他にも、本作について「映画で取り上げたのは一部の人の声で決して聞けない声があることを忘れてはいけない。戦死者たちの声だ」とコメントしており、「これだけの素材があれば楽に3~4時間の映画が作れるが、今回は西部戦線のイギリス軍歩兵に焦点を当てた。カバーしきれなかった、空軍や海軍、国内戦線、軍需工場の女性行員、植民地出身の部隊など全国民が戦争に関わった。広く浅く取り上げるのは嫌だったから1点に絞って掘り下げたんだ」と話している。
製作・監督:ピーター・ジャクソン『ロード・オブ・ザ・リング』
配給:アンプラグド
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公式HP:http://kareraha.com/
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中