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あの戦争映画のキャストも本作を観ていた。『彼らは生きていた』新着場面写真解禁!

『1917』キャストも参考にした
『彼らは生きていた』
新着場面写真解禁!!

サブ10

本作は、第一次世界大戦の終戦から100年の節目を迎えイギリスで行われた芸術プログラム「14-18NOW」と、帝国戦争博物館の共同制作で、帝国戦争博物館に保存されている記録映像を再構築することで誕生したドキュメンタリー映画。イギリス本国のみならず、2019年度のアメリカ・ドキュメンタリー部門でNo.1ヒット、映画批評サイトのロッテントマトにて驚異の100%フレッシュ、同サイトの2019年度優秀映画ランキングで全ジャンルにおいて1位を獲得するなど高い評価を受けている。

サブ8

監督を務めたピーター・ジャクソンは、2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストを動員し実施。修復作業には、バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、今までにない最新のデジタル技術が施されている。また、大戦当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加。完成作はまるでジャクソン監督に魔法をかけられ、命を吹き込まれたかのようだ。
サブ6

この度解禁された新場面写真は、金色の装飾が施されたドイツ軍のヘルメットをかぶって戯けるイギリス兵らの姿を捉えた写真など5点の場面写真。本作は第一次世界大戦の現実を映し出す中でイギリス兵とドイツ兵が敵同士だったにも関わらず、一人ひとりの個人としていつしか共感し合った場面も映し出されている。2020年1月、中東情勢が緊迫を見せたことで、一気に本作が届けようとしている戦争の愚かさや無意味さなど、反戦メッセージの意味も濃くなった。
サブ7

また、2月に公開となる『1917 命をかけた伝令』に出演しているジョージ・マッケイとディーン・チャールズ・チャップマンも『彼らは生きていた』を鑑賞しており、チャップマンは「役作りのために『彼らは生きていた』を見て、指輪(『1917』で重要な小道具となる)をつけた」と語っている。今観るべき理由がある『彼らは生きていた』は、遠い過去の話としてしかとらえていなかった第一次世界大戦の戦場が、生々しくスクリーンに蘇り、普通の青年たちが浮かび上がってくるような感覚になる奇跡のような映画だ。
サブ9

これぞまさに映画の力と言うべき、画期的な傑作ドキュメンタリー『彼らは生きていた』は1月25日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

【スタッフ】
監督:ピーター・ジャクソン

公式HP:http://kareraha.com/

2020年1月25日公開!