海外ドラマ『チェルノブイリ』トークイベント付き試写会レポート
1986年4月26日に旧ソ連・現ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で発生した人類未曾有の原発事故を描いた実録ドラマ『チェルノブイリ』(全5話)が、「スターチャンネル」にて9月25日(水)より独占日本初放送、9月26日(木)から配信をスタートする。
今年5月にアメリカ、イギリスで放送・配信されるやいなや、原子力発電を利用中の諸外国からも注目が集まり、放送国以外にまで反響が拡大。本作の再現度のクオリティの高さ、リアルさへの絶賛とともに、事故や被曝被害の描写を巡り、世界各地で反論、議論が巻き起こり、その注目度の高さを証明した。
今回、放送と配信に先駆け第1話のトークイベント付き試写会が都内某所で開催され、開沼博(立命館大学准教授・社会学者)、西山里緒(ビジネスインサイダージャパン編集者)、今祥枝(映画・海外ドラマライター)の3名が登壇。各ジャンルで活躍している3人のプロの視点から、『チェルノブイリ』が今こそ“観るべき衝撃作”である理由を、現地取材の経験などを交えながら披露した。
まず、チェルノブイリに4回訪れたことのある社会学者の開沼が、「このドラマには2ついいところがある。事故の大変さを伝えるものは数多くあるが、動物の殺処分を描いたり、多様な側面から描いているところが良かった。同時に作業にあたった方が亡くなっていく姿などリアリティある映像のすごさも感じた。映画という枠にとらわれないドラマで表現することの新しさも感じることができた。不気味な日常が描かれる第一話目以降も是非見て欲しい」と語った。
続いて、8月にチェルノブイリを訪れたばかりのジャーナリスト西山里緒が、ドラマを見てチェルノブイリを訪れている人が増え観光地化している現地の様子を伝え、ドラマで描かれる被曝を受けた後のビジュアルのすごさと最終話で描かれる事実に衝撃を受けたことを熱く語った。
最後に海外ドラマライターの今が、数々の問題作を世に送り続けるプレミアムケーブル局のHBO作品のクオリティの高さと、「チェルノブイリ」のドラマとしての魅力を解説。衝撃的なシーンももちろんあるが、エモーショナルな描写を少なくして淡々と静かに描く脚本と構成の素晴らしさと、俳優たちの繊細な演技を絶賛していた。
その後も3人はドラマの見所や、33年の時を経てドラマが作られた意味、そしてそれぞれが感じたドラマのテーマを熱く語り、是非最終話まで見てほしいという言う言葉でトークは締めくくられた。
BS10スターチャンネル 海外ドラマ
『チェルノブイリ』(全5話)
【STAR2 字幕版】
9月25日より 毎週水曜 夜11時 他
※9月25日(水)は無料放送(字幕版のみ)
【STAR3 吹替版】
9月30日より 毎週月曜 よる10時 ほか
【スターチャンネルEX】
9月26日(木)配信スタート
※9月26日(木)~10月5日(土)
<期間限定>第1話無料配信(字幕版のみ)
公式サイト:https://www.star-ch.jp/drama/chernobyl/sid=1/p=m/
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