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【 #観るべき100本 】観てはいけない 「 #インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜」 #三池崇史 #ムービーマービー

ぼっけえ、きょうてえ

観てはいけない!『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』

私は怖い映画は大好きですね。

「怖い」というのは人間の想像力の中でも、最も飛躍する部類の感情なんじゃないでしょうか。「暗い」、「真っ暗」ってだけで、相当我々はあらぬ想像に身を震わすことができる。

 子供の頃はそれが強烈で、夜中オシッコに行けませんなんていうのは全く普通。だって想像力がすごいんだもの、しょうがない。

 いい年になると、そういうのが磨耗するのか、なかなかイメージに翼がつかない。

 なつかしくもそういう気持ちになりたい時、想像力の増幅効果があることで知られているエンタテインメントに手を出す。

 本当に怖い映画は価値があると思う。

ぼっけえ

そんな気持ちで「インプリント~ぼっけえ、きょうてえ」を観てみた。

大打撃を受けた。

痛みの見本市的連続映像。怖いというより気分が悪い。第一、話の意味がわからない。

歯ぐきに何本も針を刺してどうする?

昔、ダリオ・アルジェントの映画でまぶたに針を並べる拷問があったけど、あれは

「目を閉じたら、刺さるぞぉ~。だから、これから目の前で起こることを見ろ。」

みたいな意味があって、それなりに次の展開にゾクゾクしながら観たもんだが、こっちはなんかもう悪魔みたいな加虐趣味のばあさんがブスっと刺して、刺された女がギャ-ギャ-騒いで完結してる。

ぼっけえ2

あんなのはうんこまみれのAVと変わらない。

うかつだった。

だれがどういう気持ちで作ってるのか、それを考える度に本当に怖い思いをする。
これがあるから「愛と誠」はおもしろかったけど、三池崇史は認めるわけにはいかない。