MOVIE MARBIE

業界初、映画バイラルメディア登場!MOVIE MARBIE(ムービーマービー)は世界中の映画のネタが満載なメディアです。映画のネタをみんなでシェアして一日をハッピーにしちゃおう。

検索

閉じる

スターサンズ映画祭開催記念「時代を切り取る」映画会社スターサンズ特集/④『ヤクザと家族 The Family』(2021) 多様性という言葉を言論封殺の道具しか使わない奴等にはわかるまい! コレがホントの多様性!

スターサンズ映画祭開催記念「時代を切り取る」映画会社スターサンズ特集

『ヤクザと家族 The Family』(2021)
多様性という言葉を言論封殺の道具しか使わない奴等にはわかるまい!コレがホントの多様性!

最近流行りの多様性、どうにも気にかかる。多様性とは本来、様々な価値観を、その違いを認め合う事だが、いま、多様性を叫ぶ奴に限って「差別だ、ヘイトだ、失礼だ、思想が偏っている、コンプライアンス的にいかがなものか?」などと言い、言論と文化の多様性を奪っているではないか?!もしくは一つの方向(自分の理想の方向)に向けようとしているだけではないか?とさえ思える。

オリンピックの開会式があれ程おかしなものになった理由のひとつにこの偽の“多様性”があると思う。
日本人は早いところこの「多様性の罠」に気付くべきだ。
そして本当の多様性に向き合うべきだ。
それは決して楽なことではない。あなたはコミュニティから疎外されるかもしれないし、思わぬ敵が一見耳障りの良い言葉を連呼してあなたを貶める可能性もあるし、影からあなたやあなたの家族の足を引っ張る可能性もある。

だが2020年代の日本人はそこに挑まなければならない。日本社会がこれまでオブラートに包んで、決して開けない“パンドラの箱“をあけ、そこにあるものを普通の体温で受け止める事こそ、きたるべき多様性のための進化なのだと言いたい!その意味で我々はこの映画「ヤクザと家族」の持つ目線の温かさと痛みをいま知らなければならない。

この映画は2021年を代表する映画であり、『新聞記者』以上にこの世の暗部に切りこみ、エンタテインメントとしての部分と、エンタメだからこそできる問題提起を内包した傑作であり、
綾野剛、舘ひろし、市原隼人、磯村勇斗ほか出ている役者が全員、主役級の演技を吐き出している点でも、只ならぬ引力によって生まれた映画であることに間違いない。
本年度の日本アカデミー賞を取らなければならない作品だと思う。

文:たんす屋(神社好きの中年Youtuber)

※関連記事リンク

「時代を切り取る」映画会社スターサンズ特集①『愛しのアイリーン』
愛が足りない時代を切り取る!スターサンズのほろ苦い路線代表「笑いながら泣く人」になれる

「時代を切り取る」映画会社スターサンズ特集②『宮本から君へ』
【究極の愛か?雄の本能か?】ジェンダーレスの時代に落とされた野生の爆弾!これは映画の名を借りた現代人への挑戦状だ!

「時代を切り取る」映画会社スターサンズ特集③『あゝ、荒野』
合計5時間超!上映時間の常識を破る、人生に一番近い映画

 

『ヤクザと家族 The Family』(2021)

【キャスト】
綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗 ほか

【スタッフ】
監督・脚本:藤井道人
音楽:岩代太郎
主題歌:millennium parade「FAMILIA」

2017年製作/136分/PG-12/日本
配給:スターサンズ
公式サイト:https://www.yakuzatokazoku.com/

 

「スターサンズ映画祭byプレチケ」概要
開催時期:2021年 8月27日(金)~9月1日(水)
場所:KADOKAWAシネマ有楽町
料金:1600円(税込み)
主催:Filmarks
提供:スターサンズ
協力:KADOKAWA

スケジュール:各々、映画の上映とトークイベント(ティーチイン)となります。

8/27(金)17:30~『あゝ、荒野』(前篇)
ゲスト:河村光庸プロデューサー 他 
★スターサンズ映画祭初日特典:ご来場の皆様に『あゝ、荒野』特製クリアファイルプレゼント!

8/28(土)17:30~『あゝ、荒野』(後篇)
ゲスト:河村光庸プロデューサー 他 

8/30(月)18:00~『愛しのアイリーン』
ゲスト:吉田恵輔監督×河村光庸プロデューサー

8/31(火)18:00~『宮本から君へ』
ゲスト:真利子哲也監督×河村光庸プロデューサー

9/1(水)18:00~『ヤクザと家族 The Family』
ゲスト:藤井道人監督×河村光庸プロデューサー

※登壇者は予定です。

チケット発売:下記にて8月5日(木)12:00からイベント開始まで発売

▼『あゝ、荒野』(前篇)
https://t.livepocket.jp/e/filmarks012

▼『あゝ、荒野』(後篇)
https://t.livepocket.jp/e/filmarks013

▼『愛しのアイリーン』 
https://t.livepocket.jp/e/filmarks0134

▼『宮本から君へ』 
https://t.livepocket.jp/e/filmarks015

▼『ヤクザと家族 The Family』
https://t.livepocket.jp/e/filmarks016

・条例に基づきまして50%の客席となります。満席の場合はご了承下さい。
その他:当日は登壇イベントへのマスコミ取材が入る場合がございます。