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第58回:『タイタニック』|海の底に眠る夢のようなラブストーリーとブルーダイヤモンド!【瀬田ミナコのシネまんぷく】

 

共感シアターでもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!

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■今回の映画:『タイタニック』(1997

今回の映画は、何回観ても素敵で恐ろしく、ラストは大号泣の名作、「タイタニック」です!

以前「勝手に若かりしレオ様特集!」と題して、レオナルド・ディカプリオの主演映画をいくつか採り上げましたが、タイタニックはまだやってませんでした!大好きなレオ様の人気に火が付いた映画、じっくり観ていきたいと思います!

MCを務めている配信番組「共感シアター」でも、5月14日(金)に『タイタニック』の同時再生鑑賞会を生配信しますので、ぜひそちらも観に来てください!

映画「タイタニック」はジェームズ・キャメロンが監督・脚本を務めた1997年の映画です。1912年に実際に起きた、豪華客船タイタニック号の沈没事故をもとに描かれた作品で、世界中で超大ヒットし、その当時の世界最高興行収入を記録しました。上映時間は3時間14分と長く、日本の地上波放送では前編・後編に分けて放送されることが多いです。

物語は、上映当時の年代である1996年のシーンと、タイタニック号の事故があった1912年のシーンとに別れており、現代となる1996年、トレジャーハンターらはタイタニック号と共に沈んだとされる宝石ブルーダイヤモンドを探し求めていました。彼らが、事故の生存者であり当時ブルーダイヤを身に着けていた一人の老婦人から1912年当時の話を聞くことから始まります。

すごく短くあらすじを紹介しますが(笑)

老婦人の当時の名はローズ・デウィット・ブケイター。上流階級の娘で、間近に迫る望まない結婚と、これからの暮らしに絶望していました。そんな中、タイタニック号に乗り合わせた貧しい労働階級者である絵描きの青年、ジャック・ドーソンと出会い、互いに惹かれ合います。身分の差を超えてジャックと生きていくと決心したローズ、そして二人が駆け落ちを決めた直後、タイタニックが氷山と接触し、沈没する事故が起きるのです。

豪華客船タイタニック号で起こる、夢のようなラブストーリーとそこに襲い掛かる大事故を描いた作品です。

本当にロマンティックで、私の永遠の憧れのラブストリーです。若かりし頃のローズを演じたのはケイト・ウィンスレットで、ジャックを演じたのはレオナルド・ディカプリオ(以下レオ様)ですが、この主演二人が本当にハマり役だったと思います。ケイト・ウィンスレットの、絵画の中から出てきたかのような上品な美しさと、意志の強そうな表情が、ローズにぴったりでした。レオ様も明るく笑顔が最高に爽やかで本当にかっこいいです!財産も何もない売れない絵描きですが、何にも縛られない自由な性格が魅力的で、頭も良く機転も利くし、映画を観ている間ずっと心をときめかせてくれます。

中でも印象的なのは、ローズがジャックに頼んで肖像画を描いてもらうシーンです。

なんとヌード!!婚約者への当てつけに、あのブルーダイヤだけを身に着けて自身がモデルになり絵を描いてもらうのですが、なんてロマンティックでセクシーなシーンなんでしょう!もちろん画家であるジャックは画家の仕事を全うするので、身体に触れたりすることはないのですが、なんならベッドシーンよりドキドキしちゃう場面です。

また、ローズの婚約者であるキャルという登場人物が、すごくいい味を出しています。ナイス悪役!紳士を気取っておきながら女性や他の人を見下しているモラハラ男です。彼が嫌な奴な程、ジャックとローズの恋が盛り上がります(笑)キャルもローズのためならなんだってするような男ですが、ジャックと決定的に違うのは、ローズを自分の所有物だと思っていることです。

そんな彼が、婚約者もダイヤも失うシーンは、申し訳ないけど凄く楽しいです!この映画になくてはならない悪役です!

事故が起こってからのパニックシーンですが、本当に恐ろしいシーンの連続です。

水の恐ろしさを痛感します。少しづつ浸水して溺れるのも怖いけど、水圧でガラスやドアを吹き飛ばして襲ってくる水はもっと怖かったです。溺れる前に勢いと水圧で死んでしまいそうです。さらに零度近い海水の上に投げ出された人が沢山いて、地獄のような光景でした。

実際のエピソードをもとに作られたシーンがあるというのも知っているので、映画を観ているのではなく、実際の事故の瞬間を観ているような気持ちになってしまい、胸が締め付けられるような思いになります。

音楽隊の人や、パニックの中で射殺された人、客室で死ぬことを決めた人や、はぐれた親子など、ちょっとしか映らない人にもそれぞれ物語があって、主役と脇役ではなく、皆人生を歩んできた人間なんだと感じます。これほどまでに、登場人物としてではなく、一人の人間として観てしまう映画は私の中では他にありません。

もちろん、みな役者さんなので撮影が終わればピンピンしてるはずですが、一瞬そんなこと忘れてしまうような迫真の映像の連続でした。

また、当時の社会の階級についても考えさせられます。キャルやローズの母親がジャックに向ける目は、汚い別の生き物を見るかのような冷たさです。船内でも、一等客と三等客では使える設備も扱いも違いますし、船が沈みかけた時には三等客が押し寄せるのを防ぐため、鍵付きの柵で下の階に留めていました。水が迫って命が危ないのに階級によってここまで扱いが違うなんてショックでした。

本当に恐ろしい悲しいシーンが続く物語後半ですが、ローズとジャックの愛がより際立つシーンでもあります。タイタニック号のような悲劇には絶対に見舞われたくないですが、絶体絶命の状況でもお互いを信じ、一緒にいたいと望む二人の愛はやっぱり憧れです。

パニック映画としても恋愛映画としても、歴史に残る傑作です!!

さて今回のお料理は!キーアイテムとなるブルーダイヤモンドのネックレスを作ります!

もちろん丸ごと食べられます!

シネまんぷくでは何度か作っている琥珀糖をハートにかたどって作ります。

作り方はとっても簡単!

お鍋に水と粉寒天を入れ、混ぜながら熱していきます。

寒天が溶けきったらお砂糖を投入!すごい量ですね。タイタニックが接触した氷山さながらです!

お砂糖を溶かしながら煮詰めていき、糸を引くくらいまでとろみがついたらOK。

少しずつ着色料を加えダイヤの青色を目指します!

型に流し込み冷蔵庫で冷やします。

しっかり固まったら型から取り出します!綺麗なハートの宝石になりました。

仕上げに、お鍋に残った寒天を糊代わりにして、アラザンを飾っていきます。

完成!!

光の反射が綺麗で本当に宝石のようです!このサイズで本物だったら億万長者ですね!

琥珀糖はこの後乾燥させることで表面が固くなり、カリッとした食感が楽しめるお菓子ですが、このままでも充分に美味しいです!

アラザンも一緒に食べましたがボリボリした食感が意外と癖になります(笑)

色違いで作ったブルーダイヤはちぎって乾燥させて後日いただきました!

名シーンだらけのタイタニックですが、このブルーダイヤの最終的な行方が分かるシーンも忘れられないシーンですよね!毎回号泣しながら観ています。

私は海に沈めず、胃袋に収めたいと思います、、。

ごちそうさまでした!

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今回取り上げた作品はコチラ!

【キャスト】
レオナルド・ディカプリオ,ケイト・ウィンスレット

【スタッフ】
監督・脚本・製作:ジェームズ・キャメロン

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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
映画「種まく旅人~華蓮のかがやき~」全国順次公開中!!
その他:共感シアターでMCやコメンテーターとして活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから!
https://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/

 

※瀬田ミナコが出演中の共感シアターのアーカイブ動画はこちら!