「瀬田ミナコのシネまんぷく」第3回:何度も笑って何度も涙ぐむ、とんでもない名作!『きっと、うまくいく』

共感シアター「KIQ STATION」のキャスターとしてもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回はインド映画ですすめを検索すれば、ほぼ必ず上位に入っている「きっと、うまくいく」を観ました。

一言で言うと、とんでもない名作でした!!!インドすごいなおい!!

何度声を出して笑って、何度涙ぐんだことか、、とてもいい意味でアホらしい演出と、真面目なシーンとのバランスが絶妙です。170分とちょっと長めですが本当にあっという間の映画でした!

メインの登場人物は、天才的頭脳と強い信念を持つランチョーと、その親友のファルハーンとラージューの3人です。物語はインドの名門工科大学でルームメイトだった三人の学生生活と、10年後、行方不明状態のランチョーを探す道中を描いたものです。

main_large

このランチョーという人物がとても魅力的で大好きになりました!テストで点数をとる事を良しとする機械的な学びを嫌い、「優秀ならば成功は必ずついてくる」とみんなを諭し、学歴社会の象徴のような学園長と、嫌な同級生の鼻をへし折っていきます。爽快!友達思いでユーモアがあって頭が良くて。すんごいやつです。

演じているのはアミールカーンで、私の思ってたインド人の顔じゃないです。なんていうか、、予想より薄め。笑 色んなインド人がいるのですね(当たり前)

sub_large

ランチョーと過ごすことで、他の2人も自分の心に素直に、信念をもった生き方をして行けるようになります。本当にこの3人の関係性が素敵で羨ましい程です。お互いを思い合い、影響を与え合い、バカもたくさんやっていて、一緒にいたら凄く楽しいだろうな〜

ハリーポッターとかもそうですが、学園でちょっとワルをする3人組ってなーんか楽しそう。ちなみにこの映画の原題は「3 Idiots 」。3バカ です(笑

kitto_2_large

そんなランチョーの口癖「Aal Izz Well」。うまくいくという意味です。邦題にもなっています。先のことに途方もない不安を覚えた時、私も唱えたいと思える素敵な言葉です!この言葉を言うとお腹の赤ちゃんが喜んでお腹を蹴るというシーンが、アホらしくて好きでしたが、まさかそれが伏線で泣かせてくるとは思いませんでした、、!

とても楽しい映画ですが、物語の基盤になっているのはインドの学歴志向でした。物語ではみんなこぞって親からエンジニアになれと言われプレッシャーをかけられています。留年や退学を恐れて自殺するシーンもあり、日本人の私の感覚からするとかなり行き過ぎた学歴社会が描かれていました。現実世界でも、インドの教育事情は日本とは違うところも多いようです。結構強いメッセージ性をもった映画でした。

kitto_1_large

ラストシーンは10年後の再会のシーン。伏線の回収もバッチリだし最高にスカッとする終わり方です!

さてインド映画といえば、歌って踊るイメージですね!もちろんありました、歌と踊りのお時間!!聞いてると体が動き出しちゃう楽しさです。個人的に、インドの歌やセリフに出てくる、比喩表現や言葉のチョイスってとっても好きです。欧米とはまた違ったユーモアセンスを感じます。

kitto_3_large

そして!今回は作中に出てきたドークラーを作りました!

ドークラーはランチョーの実家のあるクジャラート地方の黄色いケーキです。ケーキと言っていますが、スパイスの香りと、甘酸っぱ辛い味。おやつなのか、ご飯要員なのか、、?

改・きっとうまくいく_200408_0030

バサン粉というひよこ豆の粉で蒸しパンを作っていきます! 蒸しあがった段階ではちょっと不思議な香り。

改・きっとうまくいく_200408_0014_

改・きっとうまくいく_200408_0026

カットしたら、レモン果汁入りのシロップをかけて、グリーンチリとスパイスの香りをたっぷり移した油をかけ、染みこませていきます!(カロリー恐ろしくて考えたくない)

改・きっとうまくいく_200408_0002_

改・きっとうまくいく_200408_0022

しっかり染み込んだら完成!これで合ってるのか!?

お味は、、意外といける!

初めて食べる料理なのでこれで正解かわかりませんが、なんか、インドの香りがします!甘酸っぱいのにカレーの風味。

いつか、本物のドークラー食べてみたいなぁ。

改・きっとうまくいく_200408_0007_

 

『きっと、うまくいく』の頼田ミナコ的評価は、、、

星4.6!!!

名称未設定-1 名称未設定-1 名称未設定-1 名称未設定-1STAR_4.3

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回取り上げた作品

監督:ラージクマール・ヒラーニ
主演:アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ

配給:日活
(C)Vinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved

公式サイト:https://www.nikkatsu.com/movie/32540.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)、2020年初夏公開予定「種まく旅人〜華蓮(ハス)のかがやき〜」
その他:共感シアター「KIQ STATION」でキャスターとしても活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから!
http://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/

 

※瀬田ミナコが出演中の「KIQ STATION」アーカイブ動画はこちら!

ページトップへ