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第23回:『チア☆ダン』|明るく、素直に、美しく!見ていて元気の出る映画!【瀬田ミナコのシネまんぷく】

共感シアター「KIQ STATION」のキャスターとしてもお馴染み、女優の瀬田ミナコによる連載コラム。毎回「映画」と「食」をテーマに、ゆるゆるとお届けします!

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■今回の映画:『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(2017)

広瀬すずさん主演の2017年の映画ですが、2018年には、映画のその後のお話として土屋太鳳さん主演でドラマも放送されていて、タイトルを耳にする事の多い映画でした。そして実は、監督である河合勇人さんとはお仕事でご一緒した事があり、少しお話した事もあったので、注目していた映画でした!

舞台は福井県のある高校です。広瀬すずさん演じる主人公ひかりは、チアダンス部に入部します。その理由は、「いい女はみんなあの部活に入る」という思い込みと、「気になるサッカー部の男の子を応援したい!」という、浮かれた理由なのですが、そんな甘い部活ではありませんでした!

天海祐希さん演じる顧問の先生は想像以上に厳しく、全米優勝を目標に掲げるような先生でした。練習がハードなのはもちろん、服装や恋愛禁止などのルールもあり、退部する人も続出。はじめは、アメリカなんて行けるわけないじゃん!と思っていたひかりも、仲間や先生との関わりを通して、次第に全米優勝を本気で目指すようになります。部員同士ぶつかりながら協力しながらチアダンスに打ち込み、そして入部してから3年、ついにアメリカで全米優勝しちゃうお話です。

実話をもとにした作品で、福井商業高等学校のチアリーダー部がモデルになっています。2006年に創部され、2009年にはフロリダ州オーランドで開催される全米チアダンス選手権大会優勝を果たした「JETS」(ジェッツ)というチームです。このチーム名のJETSは映画でもそのまま使われていました!物語のモデルとなった、初めて全米制覇した時の実際のパフォーマンス動画を見てみましたが、キレッキレで元気で明るく、すごい迫力でした!

さあ、映画の感想ですが、これでもか!というくらい青春スポコン映画の王道を突っ走っていく映画でした!主人公が厳しい指導者に出会い成長していく、仲間との確執そして団結、怪我による挫折、などなど悪く言ってしまえばベタな展開です。が、そのよくある展開を、変にいじることなく真正面から描いていて、逆にとても気持ち良く観ることができました!純粋におもしろかったし、こんな青春したかった!という気持ちになります!

この映画はタイトルでもう大会の結果を言っちゃってるので、優勝できるのかできないのか!というハラハラはありません。が、JETSのみんながキラキラ輝いていて、夢に近づいていく胸の高鳴りを一緒に感じる事ができて、勝ち負けの面白さではない所で大満足できる映画でした!優勝するってわかってるのに優勝シーンは感動してジーンとしてしまいました。

でも、、、もし、結末を知らなかったら、ラストシーンはもっともっと号泣だったかも知れません(笑)逆にこのタイトルでなかったら、この映画を観なかった人もいるのかも知れないと思うと、複雑ですが、タイトルに興味を持ってこの映画を見てみた人の期待を、一切裏切らない映画だということは言えると思います。

先生の言葉がいくつか印象に残りました。一つ目は「とんでもない場所にたどり着く方法は、ただひとつ。日々の積み重ねよ」という言葉です。もうほんとにその通りだと思います。でも毎日コツコツ積み重ねていくのが一番大変なんだよなぁ、、なんて甘えたことを思った自分に喝を入れますっっ。喝。

もう一つは「今の自分を超える」という教えです。これだけ聞くと熱血そのものな言葉で、ちょっと暑苦しいくらいなのですが、部員だけではなく、実は先生自身も自分を超えようとしていたことが分かった瞬間、この言葉が自分の中にすっとしみ込んできました。指導者としてどうあるべきか、生徒をどう導いていくのか先生も毎日悩みながら努力していたと思うと、言葉の重みを感じました。ひかりも、先生が部長をセンターから外し、自分をセンターにしたことに納得がいかず立ち止まっていましたが、先生の思いを知り、前に進むことが出来ます。やっと本当の意味で先生を信頼した瞬間だったと思います。

JETSには「明るく、素直に、美しく」という掛け声があるのですが、主演の広瀬すずさんがこの言葉にぴったりの美しさ&可愛さです。どの角度から見ても輝いていて、それだけでこの映画見てよかったなぁと思えるほどです。ほかにも部長役を演じた中条あやみさんや、部員の富田望生さんなど、それぞれ違った魅力を持ったチアリーダーがたくさん登場します。そんな彼女たちのラストのパフォーマンスシーンは、とっても明るくて見ていてすごく楽しいシーンになっていました!

チアダンスの元となるチアリーディングは、応援するために生まれたものだそうですが、この映画を見ていると、登場人物たちの頑張りに励まされ、パフォーマンスシーンでは応援してるんだか、されてるんだか分からないけど元気になれて、エネルギーをもらえる映画でした!!

さて、今回の料理は、ひかりのお弁当で何度か登場した唐揚げにしたいと思います。
ひかりのお弁当はお父さんの手作り!

唐揚げ弁当、一瞬お弁当箱が映りますが、唐揚げが占める面積が多い!!笑
食べ応えがありそうです!

それでは作っていきたいと思います。

まずはお肉の余分な脂をとって、下味をつけます。ニンニク、生姜のすりおろしと、酒、醤油、中華味の素、ごま油を揉み込んで冷蔵庫で休ませます!

休ませてる間に付け合わせのポテトサラダを作ります。
じゃがいもを茹で、ハムときゅうりと一緒にドレッシングとマヨネーズであえます。

お肉に小麦粉と片栗粉をまぶして、油で揚げていきます!カラッと二度揚げしてみます!

シュワーっカラカラッという油の音が食欲を刺激してきます、、うーん揚げたてにかぶりつきたい!

のをぐっと我慢してお弁当箱に詰めます。
レタスを敷いたら映画のように唐揚げ面積多めで詰めていき完成です!!

午後の部活も頑張れそうなガッツリからあげ弁当ができました!

そういえば私も高校時代ダンス部に入っていました。公園や、閉店後のお店の窓ガラスの反射を使って友達と練習したなぁ、と懐かしくなりました。まさにそれと同じようなシーンがあり、あるあるなんだ!とちょっと嬉しくなったお話でした!

『チア☆ダン』の瀬田ミナコ的評価は、、、

星3.4!!!

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今回取り上げた作品はコチラ!

監督:河合勇人
出演:広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、新田真剣佑、天海祐希

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瀬田ミナコ(Acstar所属)
1996年4月3日生まれ 東京都出身
出演作品:映画「ゆずりは」「不能犯」(2018)
今後の公開予定作品:映画「種まく旅人〜華蓮(ハス)のかがやき〜」
その他:共感シアター「KIQ STATION」でキャスターとしても活躍中
Acstar:http://acstar.jp/talent/minako_seta.html
Twitter:@minako_seta

 

『瀬田ミナコのシネまんぷく』これまでの連載記事はこちらから!
https://moviemarbie.com/special/cinemanpuku_index/

 

※瀬田ミナコが出演中の「KIQ STATION」アーカイブ動画はこちら!