【#今週のおすすめ】同情すべき犯人たちの裏事情 #予告犯

◆今週のおすすめ『予告犯』
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(C)2015映画「予告犯」製作委員会 (C)筒井哲也/集英社

同情すべき犯人たちの裏事情

「予告犯」は高度情報化社会におけるテロリズムを描いていると見せかけて、実に同情すべき男たちの話だ。明日の予告を教えてやる。という予告とともに、「予告犯」がネット上での公開処刑=制裁を加えるのは、警察がさばけない強者、世の中が納得できない奴らである。
やっつけられて「ざあみろ!よくやったシンブンシ男!」てなもんで、警視庁サイバー犯罪対策課との追っかけっこも、必然。逃げて楽しいおっかけっこである。どころがこの話、途中から方向転換する。「なぜ彼らはシンブンシ男にならなければならなかったのか?」そこで明らかにされるのは、ワーキングプア、ブラック企業など現代社会の闇・どうにもならない泥沼にハマってしまった若者たちの実態、救いのない叫び。
被害者の目線から、犯罪者側の目線へ。クライムサスペンスから、鮮やかに泣ける人間ドラマへと変異していく過程が実に気持ちいい映画である。僕の好きな小松菜奈もラーメン屋の娘役で出てる。

◯スタッフ
監督中村義洋
原作筒井哲也

◯キャスト
生田斗真 奥田宏明(ゲイツ)
戸田恵梨香 吉野絵里香
鈴木亮平 葛西智彦(カンサイ)
濱田岳 木原浩一(ノビタ)
荒川良々 寺原慎一(メタボ)

配給:東宝
6月6日 公開
http://yokoku-han.jp/

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