『パラサイト 半地下の家族』映画のあまりの面白さにあなたも“寄生=パラサイト”される!

◆公開中の注目作 
『パラサイト 半地下の家族』

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2019年の映画界で最も大きなニュースの一つは本作『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞したことである。2年連続でアジアの、それも東アジアの映画が受賞した。前年の『万引き家族』も本作も共に貧困層の家族を描いた作品であり、これはアジアに限ったことだけではなく、格差社会が世界中で問題になっていることも本作の受賞を後押ししたと言えるだろう。
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作品のテーマが秀逸なのはもちろんのことではあるが、そもそも本作は映画として物語が存分に面白い。一家全員が失業中の中、ふとしたキッカケで上級国民の家で働くようになり、まるで寄生虫のように上級国民に取り付くその姿はゾッとするものの、生物として生きるために必死になる彼らの姿は決して他人事ではない。
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半地下に住む家族と、高台に住む家族。半地下の家は常に色々な不便が降りかかる。路上で消毒剤が散布されればそれが家に入り込んだり、水圧が低いため高い場所にトイレが設置される。高台の家とはまさに天と地ほどの差がある環境だ。それはそのまま本作に登場する2つの家族を如実に表している。
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『万引き家族』の舞台となった日本や『パラサイト』の舞台である韓国は世界的に見れば先進国であり、経済的にも安定しているかに思えるが、近年この格差がますます大きな問題になっている。お金持ちはよりお金持ちに、貧乏人はより貧乏に。その経済における二極化が『万引き家族』や『パラサイト』で描かれている。
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強烈な作品が多い韓国映画ではあるが、その中でも特にパンチが効いた作品である。政治的なことを言うと、両国間の関係は決して良い状況ではない。しかし、そう言ったものを抜きにして、面白い作品はどこの国の映画だろうがやはり魅力的だし、面白い。韓国の今を知ると言う意味でも本作は見逃せない作品であると言えるだろう。
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【あらすじ】
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。

【キャスト】
ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン ほか

【スタッフ】
監督:ポン・ジュノ

公式HP:http://www.parasite-mv.jp/

大ヒット公開中!!

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