『ブルーアワーにぶっ飛ばす』夏帆とシム・ウンギョン、日韓の実力派女優がついに共演!どこか共感してしまう、一人の女性の息抜きのような映画。

◆公開中の注目作  

『ブルーアワーにぶっ飛ばす

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日本を代表する実力派女優・夏帆と、韓国からやって来た『新聞記者』で注目を集めている女優シム・ウンギョン。日韓の実力派二人がタッグを組み、ある女性の秘密を描いていくこの秋注目の映画。ブルーアワーとは、一日の始まりと終わりの間に一瞬だけ訪れて、空が青色に染まる静寂の時間のこと。

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この映画は、「TSUTAYA CREATORS PROGRAM FILM 2016」で審査員特別賞を受賞し、映画界から一気に注目を集めた作品。夏帆が演じる砂田は、映像制作会社で働き、物分かりの良い夫もいて順風満帆な生活を送っているように見えた。しかし実際は、仕事で女性としての劣等感を感じていて、不倫をしているどん底にいるような女性。そんな砂田にとって、シム・ウンギョン演じる清浦は何でも話せる唯一の友人であった。そして祖母のお見舞いに行くために、急遽二人で車を走らせ、砂田の田舎・茨城に向かうのだった。

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この物語は、箱田監督そのものを描いていると言っても過言ではない。彼女の人生を切り取ったような作品で、あまり共感する人間はいないのではないだろうかと懸念する声もあり、常に選考の当落線上にあった。しかし、箱田監督のずば抜けたプレゼンテーション力で見事審査員特別賞を受賞した、監督も非常に思い入れの深い作品。

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主演の夏帆は、実際に監督の実家へのロケハンにも同行した。父親役のでんでんも、撮影前には箱田監督のご両親に会いにいくなど、キャストたちの気合いも十分伺える。そして手がけたスタッフも映画界では有名な方たちばかり。だからこそ、11日間という短い撮影期間でも、これほど面白くて深い作品が出来上がった。

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脇を固める俳優陣にも注目。一般的な母親の顔を持ちつつも、家事を半ば放棄してしまっている母親役には南果歩、自由奔放で変わったの物好きの父親役にはでんでんが起用されている。そして仕事仲間で砂田の不倫相手をユースケサンタマリアが、物分かりがよく温厚な性格を見せる夫役を渡辺大知が演じている。出演するすべての人間の内側には、砂田と同じように何か秘めている悩みや想いがあるように感じてしまうのもこの映画と俳優陣の魅力の一つである。

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この映画を観た人は(少なくともこの記事を書いている私は)、砂田の気持ちに共感してしまうだろう。幼い頃に感じた気持ちを、その土地に行くからこそ感じ直すことができる。大人になってしまっても、完全にその時の気持ちが消えてしまうことは無いのだろう。

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《あらすじ》30歳の自称売れっ子CMディレクター・砂田は、東京で日々仕事に明け暮れながらも、満ち足りた日々を送っている、、ようにみえるが、口をひらけば悪態をつき、何かあれば毒づいてばかりで心は完全に荒みきっている。ある日、病気の祖母を見舞うため、砂田は彼女のコンプレックスの根源である大嫌いな故郷に帰ることに。ついて来たのは、砂田が幼い頃に夜明け前に出会い、以来困ったときに必ず現れる、自由で天真爛漫な秘密の友達・清浦。故郷で待ち受けていたのは、都会で身につけた理論武装は全く通用しない家族たち。そして夕暮れ時、清浦との別れが迫っていた。

【スタッフ】
監督:箱田優子

【キャスト】
出演:夏帆、シム・ウンギョン、ユースケサンタマリア、渡辺大知、南果歩、でんでん
配給:ビターズ・エンド

公式HP:http://blue-hour.jp

(C)2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

絶賛公開中!

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