『iー新聞記者ドキュメントー』東京新聞記者・望月衣塑子が日本社会の同調圧力や忖度の正体に迫る!

◆注目の作品
『iー新聞記者ドキュメントー』

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今年5月、松坂桃李とシム・ウンギョン主演で話題となった『新聞記者』のモデルになった「異端」と呼ばれる東京新聞社会部記者・望月衣塑子を追った社会派ドキュメンタリー映画。

『新聞記者』のプロデューサーである河村光康が、本作の企画・製作、エクゼクティヴ・プロデューサーを務め、両作は双子のような関係の作品だ。監督を手掛けるのは、オウム真理教を題材にした「A」「A2」、佐村河内守を題材にした「FAKE」など多くの話題作を手がけた森達也。

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本作の中で望月が担当する事件は、「辺野古基地移設問題」「伊藤詩織さん準強姦事件」「森友問題」「加計学園問題」の4つ。どれも当時の報道で大きく取り上げられていたものばかりだ。望月は社会部の記者として日々の報道もやりつつ、一方でひとりのジャーナリストとして本来は政治部の記者が担当する官邸記者会見でも周囲の反応など気にせずガンガン鋭い質問を飛ばし続ける。

映画では菅義偉内閣官房長官をはじめ、元・文部科学事務次官の前川喜平、森友学園・前理事長の籠池夫妻など、ここ数年でよくメディアに登場した渦中の人間が続々と登場。

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菅官房長官との質疑応答バトルで望月の名前を知った人も多いだろう。森監督は本作の記者会見で「政治権力に質問をする。答えに納得できなかったらもう1回同じ質問をする。これは記者として当たり前のことです。でも彼女だけが何故か注目されてしまう。」と発言し、メディアの存在する意味が弱くなっていることを危惧している。

映画では徐々に被写体の望月からその背後にある日本のメディア自体に対する疑問が大きくなっていく。政治権力とジャーナリズムの関係性。報道規制。同調圧力。忖度。そういった目に見えない現代日本やメディアが抱える問題点を浮き彫りにしていく。

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【キャスト】
望月衣塑子

【スタッフ】
監督:森達也
企画・製作・エクゼクティヴ・プロデューサー:河村光康

公式HP:https://i-shimbunkisha.jp/

 

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