『最初の晩餐』父の通夜で父の残したレシピの料理を食べながら心を通わせるヒューマンドラマ

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『最初の晩餐

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今回紹介するのは、父親の通夜に集まった家族が、父の残したレシピの料理を食べながら心を通わせるヒューマンドラマ『最初の晩餐』。

染谷将太を筆頭に、日本を代表する俳優陣が福岡でロケを行った今作。方言も完璧な福岡弁が使われている。無口だけれど家族想いな父は永瀬正敏、優しく家族を包み込む母は斉藤由貴、母の連れ子の長男・しゅんを窪塚洋介、父の連れ子で主張の強い長女・みわを戸田恵梨香、次男・麟太郎を染谷将太がそれぞれ演じている。子供達の幼少期を演じた俳優たちも、大人になった彼らと自然に通じ合っており、違和感なく楽しめる。

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注目ポイントは、やはり食事。冒頭のシーンから最後までしっかり2時間観ていると絶対にお腹が鳴ってしまうような、美味しそうなシーンばかり。最初の手料理は、父が初めて作ってくれた目玉焼き。ハムではなくカリカリのチーズがくっついているところが特徴で、そこから過去の家族の思い出を思い出していく。お味噌汁での兄弟喧嘩や登山が好きな父とのキャンプでは、いつもキノコピザを作ってくれたこと。母がいない日には家族全員で餃子を作ったことなどが描かれている。

この映画の構想は2012年から。監督の父が亡くなったことをきっかけに作られた。もともと家族をテーマにした作品を多く手がけているだけあって、どこか隙間のある家族という変わったシチュエーションでも、暖かく描いている。染谷も当初から制作に携わっており、監督からは4人目のスタッフだと言われるほど。そんな彼が中心的に描かれており、末っ子でありながら家族への想いが強い人間像を力強く表現している。

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【あらすじ】
父の日登志が亡くなり、カメラマンの東麟太郎は葬儀のために故郷に帰ってきた。通夜の準備を進める中、母のアキコが通夜ぶるまいの弁当を勝手にキャンセルし、自分で料理を作ると言い出す。母が運んできた料理は目玉焼きだった。母が作る数々の手料理を食べていく中で、家族のさまざまな思い出が去来していく。

【キャスト】
染谷将太、永瀬正敏、斉藤由貴、戸田恵梨香、窪塚洋介 他

【スタッフ】
監督:常盤司郎

配給:KADOKAWA

公式HP:http://saishonobansan.com

(C)2019「最初の晩餐」製作委員会

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