【今週のおすすめ】『アルキメデスの大戦』太平洋戦争を止めようとした、若き数学者の物語。

 

◆公開中の注目作  映画『アルキメデスの大戦

戦艦大和の建造を巡る“机の上の大戦”のはじまり。

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時は1933年(昭和8年)。軍事拡張を図っていた日本では、海軍省が世界最大の戦艦・大和を建造する計画を秘密裏に進めていた。国家予算の無駄使いだと考えた海軍少将・山本五十六(舘ひろし)はそこに「待った」をかけ、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き入れる。

「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」

その言葉に突き動かされた櫂は、建設計画を止めるべく、大和の試算を始める−−–。

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数学と美を偏執的に愛する櫂の特異なキャラクターに注目。数学にしか興味の湧かない一端の数学者で、大の軍隊嫌い。正義感を燃やして大和の試算に取り組んでいく。

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戦艦大和は、太平洋戦争において日本が使用した全長263mの巨大戦艦で、当時の日本最先端の技術を結集して建造され、史上最大の46cm主砲を搭載。排水量においても史上最大だった。
戦時中に沈没したものの、その建造技術は生き続け、自動車や家電品の生産など幅広い分野で応用されることで戦後の日本の復興を支えしてきたという。広島県の呉海軍工廠(海軍直轄の工場)で造られ、本作も呉市内で大掛かりなロケが行われた。

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物語の火蓋を切るのはこの男、櫂をスカウトした山本五十六(舘ひろし)だ。
今後の海戦は航空機が主役になるという「航空主兵論」を主張し、巨大戦艦の建造に異を唱える。

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そして日本が戦争へと傾倒していくことを危惧し、巨大戦艦建造計画の問題点を数学的観点から明らかにしようと奮闘するのが本作の主人公、櫂直(菅田将暉)。
“数学オタク”であり、計測マニアで常に巻き尺を携帯しているという変わり者。
東京帝国大学で研究していた数学者だったが、いきなり海軍の主計少佐に任用されたことで内部からは白い目で見られる。

菅田は「誰もが知っている戦艦「大和」から見えてくる日本人の性と数学から浮き出てくる果てしない愚かさに、僕はロマンを感じました。」と、本作への思いを語っている。

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山本五十六から櫂の付き人を命じられ、最初は不信感を露わにしていたが行動を共にするうちに理解を示していく海軍少尉・田中正二郎を演じたのは柄本佑。

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本作の1番の見所はクライマックス、大会議で黒板に数式を書きながら数学的な長ゼリフを機関銃のようにまくし立てる櫂と海軍のトップ陣が戦艦大和をかけてぶつかり合うシーン。日本は戦争へと踏み出してしまうのか、櫂はそれを瀬戸際で阻止できるか。

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人気、実力共に高い俳優陣の思いの詰まった本作、先に『永遠の0』で大ヒットを記録した山崎貴監督が描き出す圧巻のVFXにも注目!

《あらすじ》
日本と欧米の対立が激化する昭和8年、日本帝国海軍上層部は巨大戦艦・大和の建造計画に大きな期待を寄せていたが、海軍少将・山本五十六はその計画に待ったをかけた。山本は代替案を提案するも、上層部は世界に誇示する大きさを誇る大和の建造を支持していた。山本は大和の建造にかかる莫大な費用を算出し、大和建造計画の裏に隠された不正を暴くべく、天才数学者・櫂直を海軍に招き入れる。数学的能力、そして持ち前の度胸を活かし、大和の試算を行っていく櫂の前に帝国海軍の大きな壁が立ちはだかる。

【スタッフ】
監督:山崎貴

【キャスト】
出演:菅田将暉、舘ひろし、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶ほか
配給:東宝

公式HP:https://archimedes-movie.jp/index.html

(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会

 

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