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『ゴジラ VS コング』超ド級タイトルマッチのゴングが鳴る!

◆公開中の注目作 
『ゴジラ VS コング』

 

思えばアメリカ公開が3月だった。日本は当初5月に公開を予定していたものの、何度目かの緊急事態宣言の影響で7月まで公開が延びてしまった。そもそも日本が世界に誇る怪獣「ゴジラ」が出演しているのに日米同時公開でないのが不思議なぐらいだ。ちなみにアメリカでは劇場公開と配信公開が同時に開始された。昨年末に映画作家たちが「大激怒」したワーナー・ブラザースの新たな試みである。

これが日本のファンにとって大きな障害となってしまう。ネットにばら撒かれるネタバレ映像の数々に、多くのファンが悲鳴を上げた。筆者も某スピルバーグ映画の動画かな?と間違えてクリックしたら、見事にネタバレを喰らった。そんな日々が終わりを告げようとしている。遂に、満を持して『ゴジラ VS コング』が公開されるのだ。

モンスターバースと名打たれた一連のシリーズ。我らがゴジラと、アメリカが誇るモンスター、キングコングとの共演がついに実現するのだ(昔の共演作については一旦触れないでおく)。しかも今回は白黒ハッキリ付くというのだ。しかし、そもそも髑髏島にいたはずのコングがなぜゴジラと戦うことになるのか、そして予告編を見て、なぜゴジラがあそこまで人類に激怒しているのか、ここがストーリーの大きな肝になる部分。

ギャレス・エドワーズ、ジョーダン・ウォード=ロバーツ、マイケル・ドハティと続き、このモンスターバース4作目、それもゴジラとコングが戦う超重要作品を託されたのはアダム・ウィンガード。実はこの男、かなりのゴジラオタクなのだが、モンスターバースの世界観にうまく物語を落とし込みつつ、大スペクタクル映像の数々を見事に見せてくれる。思わず涙がこぼれそうになるほどの見事な作品に仕上がっているのは間違いなく、この男の手腕に他ならないだろう。

日本絡みで注目ポイントと言えばやはり小栗旬の出演だろうか。渡辺謙が演じた芹沢博士の息子をこの映画で演じた小栗だが、この映画では彼も渡辺謙と同様、「ゴジラ」の発音は日本語読みのそれだ。それはもちろん渡辺謙が監督と戦い、その発音で行くと決めたという涙無しには聞くことの出来ない裏話があったわけだが、小栗旬演じる芹沢博士の息子はこの映画の重要パーソン。彼がどのように物語に絡むのかぜひ注目して欲しい。

この作品を持ってモンスターバースの第1章が終わるという事なのだが、この先にまたどんな物語があるのかは非常に楽しみなところだ。そして日本ではこの『ゴジラ VS コング』を皮切りに、ハリウッドの超大作が続々と公開される。その先陣を切るに相応しい最高の作品となっているので、これ是非とも映画館で体感してもらいたい。


【ストーリー】
モンスターの戦いで壊滅的な被害を受けた地球。人類は各地で再建を計り、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務にあたりながら、巨大怪獣のルーツの手がかりを掴もうとしていた。そんななか、ゴジラが深海の暗闇から再び姿を現し、世界を危機へ陥れる。人類は対抗措置として、コングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出す。人類の生き残りをかけた戦いは、やがてゴジラ対コングという未曽有の対決を引き起こす。

【キャスト】
アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、小栗旬、カイル・チャドラー 他

【スタッフ】
監督:アダム・ウィンガード

配給:東宝

映画公式サイト:https://godzilla-movie.jp/

 

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