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『Mr.ノーバディ』世の中のお父さん達よ!これが新たな”最強オヤジ映画”だ!!

◆公開中の注目作 
『Mr. ノーバディ』

ストレスフルなこのご時世、どのようにお過ごしだろうか?ストレスの解消法に悩んでいるあなたに は 、この映画をオススメしよう。『 Mr. ノーバディ』だ。何の取り柄も特徴も ない、 「何 者 でもない ノーバディ 」ただのオヤジである 主人公の ハッチ は、 ゴミを出そうとすれば失敗して妻に叱られ、息子にもバカにされている。 …ここで何故だか 悲しくなった方、是非のまま読み進めていただきたい。 実は ハッチには 知られざる過去があり、悪党相手には容赦なくその磨きに磨いたツメで襲いかかる。そう、彼は「能ある鷹」だったのだ!

監督を務めたイリヤ・ナイシュラーは、前作の『ハードコア』において、主人公の主観視点で縦横無尽に画面が動きまくる、ゲームさながらのアドレナリンほとばしる 超絶 アクション を見せてくれた。 本作は主観視点ではなく、そういう意味では「普通」の映画のようなルックではあるが、 非凡な 超絶アクションはきっちり引き継がれている。 『ハードコア』のような撮影スタイルだと、観客が主人公と同化し体験型の映画鑑賞になるという利点があるが、 反面、 主人公の 心情 について深掘りすることは難しくなる。その点、本作は主人公の内面にも迫り、それがアクシ ョンと有機的に結びついてくるので、イリヤ・ナイシュラー流アクションの 正統 進化形になっていると言える。 また、脚本のデレク・コルスタッドは、何とあの『ジョン・ウィック』シ
リーズの脚本を書き続けてきた人物だ。怒らせると怖い主人公を描かせたら超一流なのはもうお分かりだろう。そういう意味でも、本作の面白さは十二分に担保されているのだ。

主演を務めたボブ・オデンカークについては、日本で有名かというと、 正直 まだ そうではないかもしれない。 超 大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフ、『ベター・コール・ソウル』で主人 公 ソウル・グッドマンを演じていたのは彼なのだが…。しかしだからこそ『 M r. ノーバディ』というタイトル にピッタリだ 。リーアム・ニーソンは『 9 6 時間』以降、「怒らせたら怖い最強オヤジ主人公」という立場を確立した。ボブ・オデンカークは、新たな最強オヤジの一人となって、 日本を席巻することだろう。そして、本作が世のお父さん方の新たな友人になることは間違いない。

【ストーリー】
主人公のハッチは、郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復する、ルーティンで退屈な毎日を送っている。外見は地味で、目立った特徴もない。この世の理不尽なことはすべて全身で受け止め、決して歯向かうことはない。妻には距離を置かれ、息子からもリスペクトされることはない。世間から見れば、どこにでも居る、何者でもない男だ。ある日、バスの車内でチンピラと居合わせる。「ジジイ」呼ばわりされたことで、ハッチは遂にブチ切れ大乱闘。しかし、この事件はその後ロシアンマフィアへとつながり、街頭での銃撃戦、カーチェイス、と派手に エスカレートしていくのだった 。

【キャスト】
ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン 他

【スタッフ】
監督 イリヤ・ナイシュラー

©2021Universal Pictures

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