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『ストレイ・ドッグ』こんなニコール・キッドマン見たことない!!

◆公開中の注目作 
『ストレイ・ドッグ』

ある時は絢爛豪華な衣装を身に纏って歌い踊り、ある時は精神を病める小説家になり切り、ある時は身元の知れぬ男の子の母親を演じる。そのキャリアが表すように、いくつもの映画でいくつもの役柄を演じてきたニコール・キッドマンがたどり着いた新たな境地は「刑事」である。

作品によっては「ニコール・キッドマンってこんな顔だっけ?」と思わせるほどに豹変する彼女だが、本作では疲れ切った刑事が実にはまっている。全く艶を感じない肌や髪、それを裏付けするような酒浸りの日々。どこを取ってもニコール・キッドマンらしからぬ姿なのだが、この役への入り込み具合はまさしくニコール・キッドマンだ。

この映画では激しい暴力シーンや銃撃戦もあった、一歩間違えればキャリアに大きな影を落とす作品になるところだったが、彼女は見事にこれを乗り越えた。今は改善されたとはいえ、かつては治安が悪く、現在も多くのギャングのアジトが存在するロサンゼルスという街の雰囲気も、彼女の演技、さらには映画に大きな味わいを加えている。

彼女が演じる刑事は17年前の捜査である失敗を犯し、ずっとそれを引きずってきた。本作は、そんな彼女が自身の過去と決着をつける姿が描かれている。注目なのはどのように決着をつけるかだ。物語が常に動き、全く退屈しないストーリー展開の果てにあるものは復讐か、贖罪か。最後まで目を離すことができない映画になっている。

自身の持つ美貌を捨ててでも彼女が演じたかった本作の主人公。映画を観る前は「なぜ彼女がこんな役を?」をと思うかもしれないが、映画を観終わったころには「彼女にしか演じられない」と確信を得て劇場を後にできるだろう。ハードなノワール作品に仕上がっている本作、ぜひ観て頂きたい。


【ストーリー】
ロサンゼルス市警の女性刑事エリン・ベルは、酒におぼれ、同僚や別れた夫、16歳の娘からも疎まれる人生を送っている。17年前、FBI捜査官クリスとともに犯罪組織に潜入捜査をしていたエリンは、そこで取り返しのつかない過ちを犯して捜査に失敗し、その罪悪感にいまも彼女は苛まれていた。そんな彼女のもとに、ある日、差出人不明の封筒が届く。中には紫色に染まった1ドル紙幣が入っており、それは行方をくらませた17年前の事件の主犯からの挑戦状だった。

【キャスト】
ニコール・キッドマン、トビー・ケベル ほか

【スタッフ】
監督:カリン・クサマ

配給:キノフィルムズ
公式サイト:https://www.destroyer.jp/index.html

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