『ミッドサマー』異様なまでの明るさが恐怖を倍増させる!

◆公開中の注目作 
『ミッドサマー』

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今世界中の映画人・映画ファンが最も注目している映画監督アリ・アスターの最新作が本作『ミッドサマー』だ。前作『へレディタリー 継承』で世界を恐怖のどん底に叩き落とした彼は今作では全く違った、そして前作以上に恐ろしい映画を作り上げた。ホラー映画ファンはもちろん、映画ファンも必見の作品だ。

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ホラー映画のよくあるイメージといえば、例えば「薄暗い物陰に何かが潜んでいる」というよな、基本的には暗い映像がそのイメージにあるだろう。しかし、この映画は全く違った。異常な程に画面が明るいのだ。夏至の時期のスウェーデンが舞台ということもあり、夜が一切訪れない。常に画面が明るいままなのだ。そこで繰り広げられる光景は、一見華やかに見えるが、皆の表情や行動がよく見える分、不気味さも半端じゃない。

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主人公一行は普通の祝祭と思い参加したものの、その異常な雰囲気に次第に精神を狂わしていく。前作『へレディタリー』もそうだったが、人間が狂っていく様は何度見ても恐ろしい。しかし、一方でこの異様な祝祭を見ていたいという気持ちも沸き起こってくる。怖いもの見たさでもあるかもしれない。恐怖を感じるのだが、目をそらす事も出来ない、異様な映画だ。

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主人公のダニーを演じたのは今最も注目されている若手女優フローレンス・ピュー。『ファイティング・ファミリー』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で絶賛され、先日行われた第92回アカデミー賞助演女優賞にノミネート。次回作はあのMCUの『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソンと共演している。出演作ごとで全く違った顔を見せている彼女だが、最も強烈なインパクトを与えているのはやはり本作だろう。

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何より特筆すべきは『へレディタリー』も『ミッドサマー』もアリ・アスター監督が脚本を執筆したオリジナルの映画であるという事だろう。早くも次回作の製作が待ち望まれているアリ・アスター。『ミッドサマー』を観ると彼が“本物”の映画監督であり、ホラー映画の旗手であることが分かるだろう。

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【あらすじ】
不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。

【キャスト】
フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィル・ポールター ほか

【スタッフ】
監督・脚本:アリ・アスター

公式HP:https://www.phantom-film.com/midsommar/

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