【今週のおすすめ】『 #白夜 』 #ロベール・ブレッソン の傑作が帰ってくる!これは #ドストエフスキー 原作のラブコメだ。ストーカー男と病み系女子の夜の逢引。www

白夜

◆今週のおすすめ?『白夜』

ご注意いただきたいのは、この映画は新しい映画ではない。
映画ファンにはおなじみ、今なお愛され続ける映画監督の故・ロベール・ブレッソン監督の異色作である。

彼の代表作と言えば、『スリ』『ジャンヌ・ダルク裁判』などなどである。『スリ』はドストエフスキーの「罪と罰」に触発された作品でもある。

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そして、他の監督にはないブレッソンの特徴、それは俳優を使わないこと!これは徹底していて、まさに職人芸でもある。「俳優が演じる」ということを非常に嫌ったのだとか。では、誰が演じたのか?お察しの通り、そう素人なんです。俳優が演じることで出てしまう「人工的な」演技ではなく、ナチュラルで感情表現を控えた演技が彼の映画に出演する”モデル”に求められたことなのだとか。

正直、この『白夜』以外は私は彼の作品を拝見してもときめかないのだが、この映画は違う!エンタメ映画に他ならない!

この映画はドフトエフスキーの著書「白夜」という短編小説が原作である。それゆえに本編の時間もだいぶ短い!83分!

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私的にははじめて観たときからこの映画はラブコメ!ものすごく深刻そうなんだけど、そんなことはない。少々センチすぎて引きこもり気質、そしてストーカー気質の青年の行動が逐一面白い!なんでお前毎日テープに自分の声録音してんだよ?しかも、大好きな女の子「マルト、マルト…」って連呼したり、好きな人の手紙をその好きな人に渡すなんてアッシー気質も兼ね備えて。ドMか!?なんて思ったり。そんなザッツ・引きこもりストーカー気質青年のジャック。

でも、変なのはこの主人公だけじゃない!
マルトという、のっけから男関係で病みすぎて自殺を図ろうとしている女性。そんな彼女をジャックが好きになってしまったが運の尽き。自分を好きなのを良いことにセカンドキープ要員兼、慰み役、そしてアッシーにしてしまう性悪女なのだ。でもそんなこと悪いなんて微塵も思っていないところがなかなかのツワモノだ。そしてジャックも当然のことのように全てを受け入れる。なんとも変態である。

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そんな意外と今っぽい、病み系男女が繰り広げる恋愛(ほとんどラブコメ)なのであるが、猛烈に楽しめる!35mmフィルムの上映でもあるから、今そんな環境でこんな面白い映画をみるのは難しい!

是非、この機会に素敵な映画をご覧いただきたい。

【公式HP】http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000305

【配給】エタンチェ

【公開情報】ユーロスペースにて11月24日(土)〜12日間限定上映!

 

 

 

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