【#レディースデイ 何観る? 】大ヒットロングラン中の #君の名前で僕を呼んで はもう観ましたか?きっとこの映画を観た後、人を好きになる幸福と辛さを思い知る。こんな胸を締め付けられる映画はきっとない #アカデミー賞 #映画

◆レディースデイ 何観る?「君の名前で僕を呼んで」

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(C)Frenesy, La Cinefacture

【大ヒットロングラン!アカデミー賞脚色賞受賞作品】

もうみなさんはご覧になっただろうか?4月27日に公開され、大ヒットランを続ける今年度のアカデミー賞脚色賞を受賞した『君の名前で僕を呼んで』。美しい音楽、美しい景色、美しい男たち…何もかもが美しい!という珍しい映画である。それもそのはず、これまた超絶美しい同性愛をテーマにした「モーリス」の監督・脚本で有名のジェームズ・アイボリーが脚本を担当、「胸騒ぎのシチリア」のルカ・ヴァダニーノがメガホンをとる。この2人がタッグを組み、知的でミステリアス、何より美しい24歳の青年オリヴァー役にアーミー・ハマー、まだまだ子供で本当に人を好きになったことのない17歳の少年エリオ役にティモシー・シャラメが起用された。舞台はイタリアの避暑地。美しい景色、そして美術品に音楽。どれをとっても完璧なまでに美しく引き込まれてしまう。

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【“同性愛”を容認する父・母】

今までの映画でほとんど描かれることがなかったものがこの映画には存在する。それはエリオがオリヴァーに恋することを特に咎めることなく暖かく見守る父と母だ。1980年代と言えば、まだまだ同性愛は社会的に受け入れられていた時代ではない。そんな時代の中、自分の子供が純粋に人を好きになることの幸せを教えるという意味でもそれを見守る姿は新鮮だった。
父も母も有識者であったというバックボーンはあるものの、ずっとは一緒にいられない二人で旅行をさせ、思う存分大切な人と過ごさせる。その後に待ち構えている結末を知りつつも。最後も父のカミングアウトには驚きつつも、オリヴァーへの言葉に愛が溢れ、自然と涙が流れてくる。この1シーンは絶対にご覧になっていただきたい。

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【“同性愛”の映画ってなんでこんなに美しいのか?】

今までの映画で描かれていた同性愛は、どうやって社会の壁を超えるか?もしくは、その壁と戦うのか?というもの。『ブロークバック・マウンテン』『マイ・プライベート・アイダホ』など多くの映画で描かれてきた同性愛。どれも、戦っては破れ、戦わずして破れなど…困難な壁があるからこそどうしても禁断の恋的な側面もあわられる。そして、意外(?)に美しい映画が多い。
この映画もそういった側面はある。やはり、2人はこの秘めた恋を隠そうとし、徹底的に秘密主義だ。しかし、それゆえ美しい。その2人に空間には、他の誰も立ち入ることができない。お互いを純粋に愛し抜くという精神性こそが美しいのではないのか。“変えようのない存在”になれることの幸せ。そういった幸福感、それを失ったときの喪失感をここまでしっかりと感じられる映画もあまりないだろう。

80年代の音楽や、スフィアン・スティーブンスの書き下ろし楽曲などにも是非注目してほしい作品だ。きっとサントラを買ってしまうだろう。全てが美しく、きっといろんな感情で胸が張り裂けそうになる本作を是非とも劇場でご覧いただきたい。

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【ストーリー】
83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。
二人はやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてき。

配給:ファントム・フィルム

公式HP:http://cmbyn-movie.jp/

公開情報:全国公開中

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