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岡⽥准⼀ら豪華キャストがド派⼿に登場︕『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』公開直前プレミアイベント実施!

岡⽥准⼀ら豪華キャストがド派⼿に登場︕
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』
公開直前プレミアイベント実施!

累計800万部の人気を誇る原作コミック「ザ・ファブル」を、岡田准一主演で映画化し累計130万人以上を動員した大ヒット映画の続編『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が2021年6月18日(金)に全国公開となる。今回、公開に先駆けて【公開直前︕プレミアイベント】を実施し、主演の岡⽥准⼀をはじめ、⽊村⽂乃、堤真⼀、安藤政信、⼭本美⽉、江⼝カン監督が登壇した。

レディー・ガガとアリアナ・グランデによる主題歌「レイン・オン・ミー」が流れると、ステージに設置された『ザ・ファブル殺さない殺し屋』と巨⼤なタイトルが⼊った幕前からジェットスモークが⾼らかに湧き上がり、爆発⾳とともに振り落とされた幕の中から登壇者陣が登場するという、まさに本作らしいド派⼿な演出で始まった本イベント。

まずは、どんな相⼿でも6秒以内に仕留める伝説の殺し屋・ファブル/佐藤アキラを演じた主演の岡⽥准⼀が「時給900円、そして伝説の殺し屋の男を演じました。2作⽬ということで、僕らは1作⽬を超えなくてはならない、という裏テーマをミッションに掲げて取り組んできました。アクション、笑い、前作をさらにパワーアップした仕上がりになっています。今もコロナで⼤変な時期ですが、去年、この作品も緊急事態宣⾔のため撮影が中⽌になりながら、それを乗り越えてきました。いまの時代にエンターテインメントを届けるということを⾃分たちに語りかけながら、⾯⽩いものを⽬指そうとチャレンジした作品です。皆様に届くよう願っております」と挨拶。前作に引き続き本作のメガホンを取った江⼝カン監督は「⾊々な演出や仕掛けを盛り込んでいるので、前作を超えられているかどうか、是⾮皆さんの⽬で劇場で確かめて欲しいです」と⼒強い⾔葉を投げかけた。

⼤ヒットを記録した前作『ザ・ファブル』に続き、本作の⼤きな⾒どころの⼀つはやはりアクション。「⽇本映画の限界突破」を⽬標に掲げ、岡⽥⾃らがファイトコレオグラファーとして今作でもアクションづくりに参加しながら、主演として⾃ら挑戦的なアクションを披露。その中でも、カーアクションには“裏テーマ”があったという岡⽥は、「堤さんと以前共演した別作品でもカーアクションはやらせてもらったことがありますが、その時は道路交通法の規制で出来ないことがあり、CGを使ってトラックの上で戦うという演出がありました。本作では、そのリベンジといったような“裏テーマ”を持ちつつ、原作と同じく⽴体駐⾞場で、(道路交通法に触れない)私有地でチャレンジすることができた」と振り返ると、江⼝監督も「駐⾞場から⾞を落としたんですが、この場所を貸してくれた⼈もすごいなと思います(笑)。新しい撮影⼿法として、ワイヤーカムというスポーツ中継などで使われる、上空から撮影するカメラも使いました。映画で使うことはなかなかないと思います」と、最新鋭の機材も取り込んだ“限界超えアクション”の撮影裏を明かす。

また、本作のプロモーション映像でその⼀部が公開されてから、「凄すぎる︕︕」と話題騒然となっている、団地1棟を丸ごと貸し切って⾏った”団地パニック”アクションシーンについて岡⽥は、「振り付けや構成も担当させていただき、監督やアクション監督とも相談しながら進めました。実は、撮影に⼊る前に、監督やプロデューサーと前作を踏まえてどういうアクションを作りたいのか、共通⾔語を作ることが出来たので、やりたいことの⼀歩を踏み出せました」と、当時を振り返る。

主演として演じながら、ファイトコレオグラファーとしても現場を牽引していった岡⽥は「”熱”は伝染する、ということを意識していました。熱を現場で作らないと、危ないのでやめよう、となってしまうことがありますが、途中で熱意が伝染したと実感したのは、団地アクションの撮影のとき」と語り、「初めはカメラマンさんはその予定ではなかったんですが、僕だけでなくカメラマンさん含め、みんなでワイヤーに吊られながら撮影しました。もちろん安全を考えながらも、お互いに信頼しながら本当に⾯⽩いものを⽬指して⾏けたという実感があります。構成は、美術さんなどいろんなスタッフのみなさんの準備が必要です。その準備期間からみっちり打ち合わせをしながら作っているので、アクションはみんなの⼒です」と、チームの⼒があってこそ完成したと実感を込めて語った。

また今作では、⽊村⽂乃演じるファブルの相棒・ヨウコも華麗なアクションシーンを披露したが、このアクション指導を担当したのも岡⽥。⽊村は、「宇津帆編でのヨウコのアクションシーンは⼤事だよ、と⾊々な⽅から⾔われていたので、気合を⼊れて3ヶ⽉前から練習しました。岡⽥さんにご指導いただいたんですが、1つ課題をクリアすると、次は2つ課題をくださるという、厳しい⾯もありました。ですが、役者さんだからこそ、私がどうしたらいいのか分からなくなって固まってしまった時に、『アクションもお芝居、対話なんだよ』と教えてくださって。そこからアクションが楽しくなりました。貴重な体験でした」と、初の本格的アクションシーンを振り返る。岡⽥も、「ヨウコのこのシーンは、原作ファンも印象的なシーンだと思います。僕も好きです。⼤事にしたいシーンだったので、時間をかけて撮影もされていましたし、すごく格好良く撮れていると思います」と太⿎判を押す。

セクシーなアクションを繰り出すヨウコと対峙した、ミステリアスな凄腕の殺し屋・鈴⽊を演じた安藤政信は、「今まで⾊々な映画でアクションをやってきましたが、岡⽥に会ってからは今まで⾃分がやってきたことをアクションと呼ぶのがおこがましいと思うくらい、本当にすごいと思いました。僕も指導していただいたんですが、初めは『なんで指導されなくてはいけないんだろう︖』と思っていました。ですが、岡⽥の動きや、アクションの哲学みたいなものを⽬の前で⾒て、すぐに『弟⼦にしてください︕』と⾔いました(笑)。岡⽥の動きは真似できないですけど、⾃分の体で、芝居としてアクションを伝えたいということが⼤事だと思いました。岡⽥は師匠です」と、岡⽥のアクションを絶賛。さらに、「オープニングのカーアクションがすごい、CGかと思った」と興奮気味に話すと、岡⽥が「CGです」と冗談を交わす場⾯も。

本作を語る上で⽋かせないのが、殺しを禁じられ⼀般⼈として奮闘する、少しズレたファブルのコミカルな⽇常シーン。そんなファブルのアルバイト先の、佐藤⼆朗演じる⽥⾼⽥社⻑率いるデザイン会社「オクトパス」の仲間で、ファブルを優しく⾒守る・清⽔ミサキを続投した⼭本美⽉は「撮影の時はずっと笑っていました。⼆朗さんのアドリブがすごくて︕⼆朗さんは真⾯⽬に⼀⽣懸命アドリブをしていらっしゃるので、私も⼀⽣懸命笑いました。完成した作品を観た時は、私はオクトパスの楽しいお笑いの現場しかやっていないのが申し訳ないくらい、あんなにすごいアクションが繰り広げられていたんだと思いました」と語ると、「きつい撮影が多かったので、オクトパスのシーンはスタッフみんなオアシスと呼んでいました」(監督)、「癒しでした。⼆朗さん、⼭本さんがいらっしゃって。⼆朗さんは、僕がやることを全て拾って、誠実にアドリブを⼊れてくれるんです。なので、⾊々細かい動きをして、それのアドリブのためにあたふたする⼆朗さんを⾒るのを楽しんでいました。アドリブは本番になって出てくるところもあるし、それを楽しんでいくのが現場だと思うんですが、アドリブばっかりやっていると撮影前後の繋がりがわからなくなるので、(前後のシーンの繋がりを管理する)記録さんが来ると、⼆朗さんが険しい顔をするのが名物になっていました」(岡⽥)と佐藤⼆朗のエピソードを明かす。

そして原作ファンの間では”最も泣けるエピソード”として名⾼い「宇津帆編」を描く本作は、アクションや笑いだけでなく、より濃密で深い⼈間ドラマの要素も描かれるが、キーパーソンとなる、ファブルが唯⼀殺せなかった最も危険な因縁の敵・宇津帆を演じた堤真⼀は、ここまで振り切った圧倒的な悪役を演じたのは⾃⾝のキャリアとしても初ということで、「こういう悪党は初めてでした。悪党にも何かしらの理由や思考回路があると思い、どういう⼈間なのか探ることを意識していました。悪党を演じよう、という気持ちではなかったです。表の顔、裏の顔と分けて考えるのはやめようと思い、表の顔は宇津帆の正義といいますか、そんなに悪いことではない、もしかしたら正しいことをしているのでは、という思いがベースにありました」と宇津帆を演じるにあたっての思いについて語った。

また、これまでも共演歴のある岡⽥と堤。「会うたびにどんどん体が変わっているんです。今⽇久しぶりに会ったら、今⽇もちょっと前とは違って。すっとしていますね。この撮影のときは胸の筋⾁がすごかったので」(堤)、「今は撮影がないので絞り期なので」(岡⽥)と久しぶりの再会を喜んだ。続けて、「堤さんは⼤事なタイミングでご⼀緒になることが多くて。安⼼感、信頼感があると⾔いますか、共演者として尊敬しています。堤さんがいるということは、これは⼤事な作品になるな、と思っています」(岡⽥)。

宇津帆とファブルが対峙するシーンでは、ファブルが4年前のある事件で⾃分が救えなかった⾞椅⼦の少⼥・ヒナコを演じる平⼿友梨奈の熱演が話題に。「平⼿さんの変化する瞬間をどういうふうに出せるかなと思って演じていました。平⼿さんはとても素晴らしかったと思います」(堤)、「とても⼤事なシーンで、ヒナコの感情の流れを丁寧に汲み取れるように、3回くらい撮り直したこだわりのシーンです」(岡⽥)、「堤さんが平⼿さんの中にあるヒナコを引き出そうとしてくださっているのがすごく伝わってきて。1度はOKを出したんですが、みなさんに頼み込んで、もう⼀度撮影したんです。そうしたら、こっちが震えるような芝居が平⼿さんから出てきたので、本当に良かったです」(監督)と、映画クライマックスでの平⼿の演技を絶賛。

そして、このコロナ禍での公開については、「エンターテインメントの⼤切さを求められる場⾯を感じます。緊急事態宣⾔のために撮影に影響を受けたこともあり、僕たちが戦っている意義や、どういう⾵に届けられるのかたくさん考えた作品です。届けるからには、映画館にふさわしいものを作ろうという熱意を⾃分たちは持たなくては⾏けないなと思って現場に取り組みました。そういう思いを込めてみなさんにお届けしたいなと思っています」(岡⽥)、「複雑な思いです。僕らはこういう物づくりしかできないですが、本当に危機に直⾯している⽅々からしたら、エンターテインメントどころじゃないという気持ちもわかります。ただ、僕らにはこれしかできないということだけなので…。偉そうなことは⾔えないですが、何かしらの形で救いになったり、元気づけになれば、救われるかなと思っています」(堤)と胸の内を明かす。

最後に、「来⽉、6⽉18⽇に公開になります。前作を遥かに凌ぐ、良い作品になっていると思います。楽しみに待っていただけると嬉しいです」と岡⽥が公開への意気込みを述べ、⾼揚感漂う中イベントは締め括られた。

【ストーリー】
最強の殺し屋が挑む究極ミッション!誰も殺さず、最狂の偽善者から、訳ありの少女を救出せよ。どんな相手も6秒以内に仕留める――伝説の殺し屋“ファブル”(岡田准一)。ある日、ボス(佐藤浩市)から「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられ、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に一般人のフリをして暮らし始める。猫舌で変わり者のアキラは、今日もバイト先の社長(佐藤二朗)と同僚のミサキ(山本美月)と関わりながら<プロの普通>を極めるため奮闘中。一方この街では、表向きは子供を守るNPO代表だが、裏では緻密な計画で若者を殺す最狂の男・宇津帆(堤真一)が暗躍。凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)と共に、かつて弟を殺した因縁の敵・ファブルへの復讐に燃えていた。同じ頃アキラは、4年前のある事件で自分が救えなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と偶然再会し、これが後に大騒動へと発展する――!

【キャスト】
岡田准一、木村文乃、平手友梨奈、安藤政信、黒瀬純、 好井まさお、橋本マナミ、宮川大輔、山本美月、佐藤二朗、井之脇海、安田顕、佐藤浩市、堤真一

【スタッフ】
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤンマガKC」刊)
監督:江口カン
アクション監督:横山誠
ファイトコレオグラファー:岡田准一
企画・製作:松竹×日本テレビ
配給:松竹株式会社
制作プロダクション:ギークサイト
(C)2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会

公式サイト:https://the-fable-movie.jp/
公式Twitter:@the_fable_movie
公式Instagram:fable_movie