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ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表!!ノミネート結果を深掘り!!

アカデミー賞の前哨戦の中でも特に重要な賞の一つと言われているゴールデン・グローブ賞のノミネートが昨夜発表された。新型コロナウイルスの影響で例年から時期をずらしての開催となる今年のゴールデン・グローブ賞。前述の通り、アカデミー賞の前哨戦としても非常に高い注目度を誇っている。

そこで、今回のノミネート結果をムービーマービー的に振り返ってみたいと思う。

Netflix映画の明暗
最多ノミネートはNetflix映画『Mank マンク』の6部門となっている。続いて『シカゴ7裁判』が5部門、『ノマドランド』、『Promising Young Woman』が4部門となっている。『Mank マンク』と『シカゴ7裁判』はNetflixが手がける作品。ノミネート数に関して言えば、この2作品が1位と2位を獲得した。

一方、同じくNetflix映画でも期待値が高かったスパイク・リー監督の『ザ・ファイブ・ブラッズ』は完全に締め出された。各州の批評家賞でも順調に受賞を重ねていた同作だが、ここに来て完全にノミネート0という衝撃の結果になった。同じく今年最も評価された作品の一つ『マ・レイニーのブラックボトム』もドラマ部門の主演男優、主演女優に候補は送り出したものの、作品賞からは漏れてしまった。

近年最も勢いのあるスタジオであるNetflix作品は、本作以外にも有力作品を多数抱えている。それが結果として票の喰い合いになってしまった可能性が高いということだろう。またゴールデン・グローブ賞では作品の評価はもちろんだが、スター性のある華やかな作品や人が好まれる傾向にあるので、そういった意味でも豪華スターが数多く出演し作品評価の高い『Mank マンク』と『シカゴ7裁判』に票が集まったと思われる。

しかし、『ザ・ファイブ・ブラッズ』はオスカーの方も少し危ないかもしれない。前述の通り、ゴールデン・グローブ賞はアカデミー賞を占う前哨戦でも特に重要な賞の一つ。そこでノミネート0というのは今後の作品の勢いにも影響を及ぼしそうだし、そもそもNetflixがキャンペーンをしなくなる可能性もある。この先の前哨戦で盛り返せるか、注目だ。

女性監督大活躍!

今年のゴールデン・グローブ賞で最も注目すべきは監督賞だ。5人の枠の内、3人が女性監督だ。言わずもがな、全員が初ノミネートである。この内レジーナ・キングとエメラルド・フェネルは共に女優であり、長編映画監督デビュー作品でのノミネートだ。『ノマドランド』のクロエ・ジャオは現在批評家賞を独走しており、この部門のフロントランナーである。

特にクロエ・ジャオが監督した『ノマドランド』、エメラルド・フェネルが監督した『Promising Young Woman』は共に劇場公開作品であり、今回のゴールデン・グローブ賞でも4部門候補入りしている。このままの勢いが続けばアカデミー賞史上初の複数の女性監督候補入りも見えてくるだろう。

レジーナ・キングの監督デビュー作『あの夜、マイアミで』も劇場公開作品。Netflixのような配信作品が優勢である事実は変わりないのだが、女性監督の劇場公開作品が映画界を盛り上げているのは非常に嬉しいニュースだ。

やっぱりスターが強かった
色々書かせて頂いたが、ノミネートの結果を見るとやはりスター色が強いという印象だ。前哨戦ではほとんど目立たなかったケイト・ハドソン、ロザムンド・パイク、ジャレッド・レト、ジョディ・フォスターらがノミネートを果たしたのがその証拠である。その代わり、前哨戦で目立っていたデルロイ・リンドー、ポール・レイシー、ユン・ヨジュンらが外れてしまったが、こういうサプライズもゴールデン・グローブ賞ならではと言える。

授賞式は現地時間2月28日。アカデミー賞を予想する上で非常に重要な賞の行方、今から楽しみだ。

ノミネート一覧は以下の通り。

<ドラマ部門>
◆作品賞
ファーザー(フローリアン・ゼレール監督)
Mank マンク(デヴィッド・フィンチャー監督)
ノマドランド(クロエ・ジャオ監督)
Promising Young Woman(エメラルド・フェネル監督)
シカゴ7裁判(アーロン・ソーキン監督)

◆主演男優賞
リズ・アーメド(サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ)
チャドウィック・ボウズマン(マ・レイニーのブラックボトム)
アンソニー・ホプキンス(ファーザー)
ゲイリー・オールドマン(Mank マンク)
タハール・ラヒム(The Mauritanian)

◆主演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス(マ・レイニーのブラックボトム)
アンドラ・デイ(The United States vs. Billie Holiday)
ヴァネッサ・カービー(私というパズル)
フランシス・マクドーマンド(ノマドランド)
キャリー・マリガン(Promising Young Woman)

<ミュージカル/コメディ部門>
◆作品賞
続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(ジェイソン・ウォリナー監督)
ハミルトン(トーマス・ケイル監督)
Music(シーア監督)
パーム・スプリングス(マックス・バーバコウ監督)
ザ・プロム(ライアン・マーフィ監督)

◆主演男優賞
サシャ・バロン・コーエン(続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画)
ジェームズ・コーデン(ザ・プロム)
リン=マニュエル・ミランダ(ハミルトン)
デヴ・パテル(どん底作家の人生に幸あれ!)
アンディ・サムバーグ(パーム・スプリングス)

◆主演女優賞
マリア・バカローヴァ(続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画)
ケイト・ハドソン(Music)
ミシェル・ファイファー(French Exit)
ロザムンド・パイク(I Care a Lot)
アニヤ・テイラー=ジョイ(Emma.)

<共通部門>
◆監督賞
エメラルド・フェネル(Promising Young Woman)
デヴィッド・フィンチャー(Mank マンク)
レジーナ・キング(あの夜、マイアミで)
アーロン・ソーキン(シカゴ7裁判)
クロエ・ジャオ(ノマドランド)

◆助演男優賞
サシャ・バロン・コーエン(シカゴ7裁判)
ダニエル・カルーヤ(Judas and the Black Messiah)
ジャレッド・レト(The Little Things)
ビル・マーレイ(オン・ザ・ロック)
レスリー・オドム・ジュニア(あの夜、マイアミで)

◆助演女優賞
グレン・クローズ(ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌)
オリヴィア・コールマン(ファーザー)
ジョディ・フォスター(The Mauritanian)
アマンダ・セイフライド(Mank マンク)
ヘレナ・ツェンゲル(この茫漠たる荒野で)

◆脚本賞
ファーザー
Mank マンク
ノマドランド
Promising Young Woman
シカゴ7裁判

◆作曲賞
Mank マンク
ミッドナイト・スカイ
この茫漠たる荒野で
ソウルフル・ワールド
TENET テネット

◆主題歌賞
「Fight for You」(Judas and the Black Messiah)
「Hear My Voice」(シカゴ7裁判)
「Seen」(これからの人生)
「Speak Now」(あの夜、マイアミで)
「Tigress & Tweed」(The United States vs. Billie Holiday)

◆アニメーション映画賞
The Croods: A New Age
2分の1の魔法
フェイフェイと月の冒険
ソウルフル・ワールド
ウルフウォーカー

◆外国語映画賞
Another Round(デンマーク)
ラ・ヨローナ 彷徨う女(グアテマラ)
これからの人生(イタリア)
ミナリ(アメリカ)
Two of Us(フランス)

◆セシル・B・デミル賞
ジェーン・フォンダ