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【第33回東京国際映画祭】クリストファー・ノーランからのビデオメッセージも!オープニングセレモニー 超速報レポート!!

クリストファー・ノーラン監督のビデオメッセージも!
第33回東京国際映画祭
オープニングセレモニー超速報レポート!


第33回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが行われた。開幕と同時に映画史に残る音楽の数々をオーケストラが演奏する演出が始まった。『スター・ウォーズ』、『タイタニック』、『ジョーズ』、『ロッキー』、『E.T.』、『ゴッドファーザー』など数々の名作映画や20世紀フォックスのファンファーレまで、様々な音楽が奏でられる、映画祭らしいオープニングとなった。

その後安藤チェアマンより開会宣言が行われた。「映画祭を開催すべきか春先からずっと考えて来ました。今日こうして多くの方の参列を頂き感無量です。今コロナウイルス の困難の中にありますけど、映画の力を信じ、映画の未来への火を燃やし続けたいという気持ちから、感染症対策を万全に喫しながらリアルで開催することを決定しました。ここに第33回東京国際映画祭の開催を宣言します。」という宣言がなされた。

次にオープニングセレモニーに参列するゲストの紹介が行われた。まずは『10万分の1』から三木康一郎監督、平祐奈、優希美青が登場。『ジョゼと虎と魚たち』からタムラコータロー監督、『フード・ラック!食運』から寺門ジモン監督、土屋太鳳、EXILE NAOTO、『HOKUSAI』から橋本一監督、脚本の河原れん、他にもTOKYOプレミア2020、ワールド・フォーカスなどから多数のゲストが参列した。

その後は開会を祝うメッセージが紹介された。『TENET』が大ヒット公開中のクリストファー・ノーランからもメッセージが届き、「この様な厳しい時期に、皆さんが大きなスクリーンで映画を見ることを称え、そして楽しむ道を見出してくれたことは、私にとって、そして世界中の映画製作者にとってインスピレーションの源となります。そして映画を観ることの感動、さらに大きなスクリーンで映画を楽しむことのワクワク感を大切にすることは、日本の映画ファンのみならず、世界中の映画ファンの心を踊らせてくれるものです。改めておめでとうございます。映画祭を楽しんでください。」というメッセージを届けてくれた。他にもアピチャッポン監督やカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー氏が映画祭開幕を祝うメッセージを届けてくれた。

最後にはロバート・デ・ニーロから「大成功することを祈っていますし、成功することを確信しています。オメデトウゴザイマス!」という短くも力強いメッセージが届けられた。

続いてフェスティバルアンバサダーの役所広司が登場。「今回の映画祭の開催は今までと違う形ですので、実行員の皆さんの苦労は大変だったと思います。気の抜けない開催期間だと思いますけど、観客の皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。リアルでスクリーンで映画が観れるというのは映画ファンにとって最高にプレゼントだと思います。コロナ禍での映画祭開催は今後に非常に活かされると思います。みんなで知恵を絞って、映画のために映画祭を続けられる様にみんなで頑張っていきたいと思います。このアンバサダーという大役を頂いたんですけど、何に役に立てるかは分からないですけど、日本映画は素晴らしい先輩がいて世界中の映画ファンを魅了して来たと思います。東京国際映画祭もその先輩たちに恥じない様な、そんな映画祭に成長していくことを心から願っています。」とコメントした。


役所広司の挨拶の後は映画祭の各部門が紹介された従来の映画祭で設けられていた「コンペティション部門、「アジアの未来」、「日本映画スプラッシュ」の3つの部門は、今年は「TOKYOプレミア2020」として一つの部門に統合。賞の競合も今年については廃止された。ただし、観客賞は残り、観客の投票によって決まる。この「TOUKYOプレミア2020」には世界各国から32本の映画が選出。アジア地域から12本、日本から10本、欧米他の地域から10本という内訳になっている。選定にあたっては作品のクオリティをベースに、新しい才能を発掘し、それを応援するという映画祭のミッションを重視。地域のバランスにも配慮したという。現代社会、今の世界の問題を反映した問題や自身のアイデンティティを問い直す作品が多くなっている。32本のうち実に12本は初監督作品となっている。

なお、今回の映画祭の部門は下記の通り

☆TOKYOプレミア2020
☆特別招待作品部門
☆Japan Now部門
☆ワールド・フォーカス部門
☆ジャパニーズ・アニメーション部門
☆日本映画クラシックス部門
☆ユース部門

★上映作品一覧はこちら!

続いてJapan Now部門で特集される深田晃司監督と、その最新作『本気のしるし』に出演する森崎ウィン、筒井真理子が登場。深田監督は「自分が特集されるなんて思っていなかったので驚きました。」と自身が特集されることへの驚きを語った。森崎ウィンは深田監督について「撮影前にコミュニケーションを取らせていただいて、気付いたら僕が深田ワールドに飲み込まれていました。気付いたら僕が演じた役になっていました。」と語った。

最後に深田監督は「今年はコロナ禍ですごく大変なかで東京国際映画祭が開催できたことを嬉しく思います。今『鬼滅の刃』が大ヒットしていて映画館は活気を取り戻しつつあります。一方で多様性を守るという意味でこういった国際映画祭は非常に重要だと思います。安全に配慮して開催を決定された東京国際映画祭にお礼を申し上げたいですし、多くの方に世界の映画を見に来ていただきたいです。」と語った。

そして今年のオープニング作品『アンダードッグ』から北村匠海、瀧内公美、武正晴監督、脚本の足立紳、佐藤現プロデューサーが登場。また主演の森山未来は会場にいけず中継を繋いでの出演となった。オープニング作品に選ばれた喜びを語った。北村匠海は「格闘技は見るのは好きですが、自分は人生でやったことはないので、挑戦したいと思いました。リングに上がる機会を逃すまいと思い、この作品に飛び込みました。」とコメント。

森山未来は「武さん、足立さんのコンビでボクシング映画を撮ると聞いてすごくやりたいと思いました。僕の役は喋らない人で、リングの上でしか感情を出せない人だなと思った。脚本にある愚直さ、無骨さを大事にやりたいなと思いました。」とオファーが来たときの気持ちを語った。

こうしてオープニングセレモニーが終了。この後はオープニング作品『アンダードッグ』の上映となる。

第33回東京国際映画祭は本日10月31日から11月9日まで開催される。

東京国際映画祭公式HP:https://2020.tiff-jp.net/ja/