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『ワンダーウーマン1984』監督が配信公開について語る「私たちは映画館を永遠に失いかねない」

2020年最も公開が期待されている映画である『ワンダーウーマン1984』当初の公開予定だった6月から8月へ、さらに10月へ、そして12月25日に公開が延びた同作だが、ここに来て劇場公開を飛ばして配信サービスでの公開になるのではないかと言われている。

同作の配給を務めるワーナー・ブラザースは先日、DCコミック作品『ザ・バットマン』や『ザ・フラッシュ』などを始めとした複数の映画の新しい公開日を発表。『マトリックス4』を除いては軒並み公開が先延ばしにされた。その中に『ワンダーウーマン1984』のタイトルはなかったが、実はそれは劇場公開を断念するからだと言う噂が流れている。

そんな中同作の監督を務めるパティ・ジェンキンスがこの件についてコメント。彼女は『ワンダーウーマン1984』が配信サービスに直行することに反対している。ジェンキンスは「私たちは映画館を永遠に失いかねない」とコメントし、さらに「私たちの誰もが子供に映画を見せるときに、リビングルームでしか見せられない世界になんて住みたくないでしょう」ともコメントした。

前作『ワンダーウーマン』は全米で4億ドル、全世界で8億ドルもの大ヒットを記録した。その続編とあって、やはり映画館で観たいと言う声も大きい。本来であれば11月に公開が予定されていた『ブラック・ウィドウ』や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、さらに年末に公開が予定されていた『DUNE/デューン 砂の惑星』や『トップガン:マーヴェリック』は2021年に公開が延期になってしまった。つまり年内に公開される超大作映画は、現在公開されている『TENET/テネット』を除いてはこの『ワンダーウーマン1984』のみだ。

世界の救世主ワンダーウーマンは、この映画業界も救う作品になれるのかどうか。今後の動向から目が離せない。

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