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映画『小説の神様 君としか描けない物語』公開記念舞台挨拶レポート!

佐藤大樹×橋本環奈 W主演!!
『小説の神様 君としか描けない物語』

公開記念舞台挨拶レポート!!


10月2日より公開された『小説の神様 君としか描けない物語』。その公開記念舞台挨拶が新宿バルト9にて開催された。主演の佐藤大樹、橋本環奈、監督を務めた久保茂昭が登壇した。この舞台挨拶は全国137館の劇場にライブビューイング配信された。

当初は5月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響もあり公開を10月2日に延期。公開延期を経て公開された心境について佐藤は「読書の秋にぴったりの時期に公開できたと思います。いつ公開できるんだろうってずっと気になってましたし、周りの人にも絶対に観に行くって言われていたので公開できてよかったです。」とコメント。橋本は「公開できてほっとしてます。スタッフもキャストも待ち遠しかったですし、待ってくれてるファンがいたから、それを考えると喜びもひとしおですね。」と語った。

久保監督は同じく映画監督の三木孝浩から映画の感想をもらったらしく「青春映画の中ではすごく攻めていて、それでいて丁寧に心情を描いているというコメントを頂きました。今まで見てきた橋本環奈で一番可愛かったとも言ってましたね。佐藤大樹についてはノーコメントでした笑」と笑いを誘った。

印象に残ったシーンについて佐藤は「いろいろありすぎて選べないけど、大変だったのは、小説を書くのを辞めたいっていうシーンは、その日は朝から楽しいシーンの撮影が続いていて、心境の準備とかしなくちゃいけなくて大変でした。だけど監督もそれを感じてくれて、色々気配りしてくれて、空気づくりをしてくれました。すごく泣いてしまったけど、それだけ心情に入り込めたので良かったです。」と監督をはじめとしたスタッフの空気作りで良い演技ができたと語った。


橋本は「保健室のシーンは、久保さんは一発で撮りたいって言ってくれて、そこに照準を合わせて感情を盛り上げてくれました。段取りとかテストをした方が準備ができたりするけど、感情とかお芝居に合わせてスタッフさんが全力を注いでくれたので、一つ一つのシーンに対するスタッフさんの愛情を感じたので、そういう意味でも思い出深いシーンでした。」とスタッフのこの映画にかける愛情に感動したと語った。


本作に込めた想いについて、久保監督は「誰もが一度は経験したことのある壁を乗り越えるとか、挫折した時に乗り越えるためのきっかけの映画になればと思う。身近の人たちがそう言った手助けをしてくれたり、人と出会うってことは人の人生や青春にとって大切なことかを込めて作りました。」とコメントした。

ここで本作の主題歌を歌った伶が登壇。主題歌「Call Me Sick」の生歌披露。生歌を聞き、佐藤は「最高の一言ですね」と興奮気味に語った。橋本も「この距離感で聴けるとは思ってなかったので嬉しいです」と喜びを露わにした。

本作では主題歌・挿入歌を手掛けた伶は映画で自身の楽曲が流れているのを聞いて「純粋に嬉しかったですね。映画にマッチしてて良かったっていう気持ちと、音楽を使うタイミングが、監督は天才だなと思いました。」語った。本作の主題歌をオファーしたことについて久保監督は「デビューの頃からずっとM Vを一緒に作ってきてる中なので、感情を出した歌い方が好きで、この小説を読んだときに彼女の声が聞こえたので、真っ先にお願いしました。」とコメントした。

ここで映画『小説の神様』にかけて、どんな小説を描きたいか、代表して佐藤が発表。タイトルは「壁に耳あり、正直メアリー」。

中学生のメアリーという少女は、お世辞も言えず、愛想笑いもできない正直者だが、卓越した推理力と地獄耳を持っていて、巻き込まれたくない事件も解決してしまう、という物語だということだが、会場からは苦笑いが聞こえる展開に。ちなみに本人の構想では主演は橋本環奈だそうだ。

最後に佐藤「昨日無事に公開された本作は、主人公一也もそうであるように、人はみんなトラウマを抱えていると思うけど、人との出会いでそれが強みに変わっていくことを描いています。どんな職業にも通じるテーマだし、老若男女関係なく胸が熱くなると思います。スタッフキャスト魂を込めて作りました。一度と言わず二度三度観ていただきたいです。」

橋本は「夢や目標をみんなが持っていて、誰しもが挫けそうになったり、前を見ていられないときもあったりするけど、この作品を見て少しでも背中を押せたらと思いますし、映像美や音楽など、作品として素晴らしい部分もたくさんあります。繊細なストーリーやキャストの心の揺れを感じられる映画になっていると思います。何度でも観て感動していただけたらと思います。」

久保監督は「大体2人が言ってくれたので、この映画が伝えたいことは伝わったかと思います。4回ぐらい楽しめる映画だと思います。小説を読んでる視点とか、神様が見ている視点とかにも拘りました。もう一度見るときは病院の中にはで詩凪が背中でちょっと振り返るときの橋本環奈は絶品なので、そこをとった時にこの映画勝ったなと思ったので。伶さんの歌も最高なのでそこを見ていただけたらと思います。」とそれぞれが締め括りイベントは終了した。

映画『小説の神様 君としか描けない物語』は大ヒット公開中。

文:ウメ氏(駆け出しのスチールブック愛好家)



【ストーリー】
中学生で作家デビューしたものの、発表した作品を酷評され売上も伸びないナイーブな高校生作家・千谷一也。一方、同じクラスの人気者であるドSな性格の小余綾詩凪は、高校生作家としてヒット作を連発していた。性格もクラスでの立ち位置も作家としての注目度も正反対の彼らだったが、編集者に勧められ、小説を共作してベストセラーを目指すことに。反発しあいながらも物語を一緒に生み出していくうちに、一也は詩凪が抱える意外な秘密を知る。

キャスト:佐藤大樹、橋本環奈、片岡愛之助、山本未來 ほか

監督:久保茂昭
配給:HIGH BROW CINEMA
©︎2020映画「小説の神様」製作委員会
映画公式HP:https://shokami.jp/

主題歌:『Call Me Sick』伶
作詞:Kaz Kuwamura
作曲:Kaz Kuwamura、Shotaro、姜藝利
編曲:Shotaro
Sony Music Lebels Inc.