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【第43回日本アカデミー賞】最優秀作品賞は『新聞記者』!!主演部門もW受賞!!

昨夜、第43回日本アカデミー賞授賞式が行われた。その中で『新聞記者』が作品賞、主演男優賞(松坂桃李)、主演女優賞(シム・ウンギョン)の3部門で最優秀賞を受賞した。主演男優賞と主演女優賞を同じ作品が受賞したのは第34回の『悪人』(妻夫木聡、深津絵里)以来、さらに作品賞も同時受賞したのは第26回の『たそがれ清兵衛』(主演:真田広之、宮沢りえ)以来、17年ぶりの快挙となる。

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昨年、『孤狼の血』で最優秀助演男優賞を受賞し、2年連続の受賞となった松坂桃李は「この作品は僕の知る限りでは実現するまでに二転三転四転五転くらいおそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっ かりと映画を見てくださる方に届けたいという人が一致団結し、藤井監督の舵の元、撮影を終えることができました。僕自身 も、10 年ちょっと(俳優を)やってきて、ハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることがで きて最後まで駆け抜けることができました。何より、「この作品で頑張ってこい」「行ってこい」と行ってくれた事務所のマネージャ ーさん、社長含めて後押ししてくれて嬉しい気持ちでいっぱいです。今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がち ゃんとなれるようにいけたらと思っております。今回は本当にありがとうございました。」と受賞の喜びを語った。

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主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンは涙を流しながら「全然思わなかったので、全然準備をしていませんでした。ごめんなさい。本当にありがとうございます。まず映画「新聞記者」を見てくださった みなさん、そして藤井監督初め、河村さん、橋本さん、高石さん本当にありがとうございます。そして共演できて本当に光栄でした、松坂 桃李さん、本当に本当にありがとうございました。これからも頑張って活動します。本当に今日はありがとうございます。」と受賞の結果に驚きながらも喜びを語った。

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そして最優秀作品賞が発表され、『新聞記者』が受賞を果たした。松坂は「うれしいです。純粋に。ここにはいない本当にスタッフの方々、関係者の方々と一緒に喜びを今すぐにでも分かち合いたい気分です。」と喜びを露わにした。シム・ウンギョンは「本当に計り知れません。ありがとうございます。何とも言えない気持ちなので、光栄です。ありがとうございます。(来年の司会)頑張ります!」と来年の授賞式の司会への気合いを語った。

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藤井監督は「本当に、本当にうれしいしか言えないんですけど、本当にもっともっとたくさんのスタッフとみんなと力を合わせてこの映画を作ったので、早く みんなに報告したい、(松坂)桃李君と同じ思いです。新聞読むと面白いんだなというのをすごく感じましたし、河村プロデューサーにそれを世代を超えて教えていただきました。」とコメント。熱狂冷めぬうちに日本アカデミー賞は閉幕した。

『新聞記者』は望月衣塑子の著書を映画化した作品で、昨年の夏に公開されると大きな話題を呼んだ。政治的内容を含んだ映画はヒットしずらいと言われる日本映画界だが、本作の受賞は大きな転機になるかもしれない。

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【ストーリー】
東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる。

【キャスト】
シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼 ほか

【スタッフ】
監督:藤井道人