MOVIE MARBIE

本日12月９日、TOHOシネマズ新宿にて来年１月10日より全国公開される『フォード vs フェラーリ』のスペシャルイベントが行われた。ゲストにお笑いコンビ、トレンディエンジェルのたかしと斎藤司がレーシングスーツ姿で登壇。さらに“ドリフト・キング”の異名を持つ世界的元レーサーの土屋圭市も登壇した。

本作は1966年のル・マン24時間レースにおいて大手自動車メーカーであるフォードが、同じく大手自動車メーカーでル・マン4連覇中のフェラーリに勝つまでの過程をフォードのエンジニアとレーサーの視点で描いている。批評家評価も非常に高く、本年度アカデミー賞最有力の声も出ている。

映画の感想を求められるとたかしは「車好きの方はもちろんだけど、そうじゃない人も楽しめる。観終わった後に実話と知って驚いた。」とコメント。斎藤は「人間ドラマももちろんだけど、見所が沢山ある。映画に登場する車とか。今日は男性の方いっぱい来てくれているので、そう言ったところを観てもらいたい。女性の方的にはカッコいい俳優さんとか、歴史とかも勉強できて楽しいと思う。」と映画の感想を語った。

実際にル・マンレースに出場した土屋は「『栄光のル・マン』とか思い出す。スティーヴ・マックイーンが蘇ってくるような。あとは映画好きの方からしたら、会社同士の競争。フェラーリとフォードの企業間のこととか。私たちは1960年代のル・マンを伝説でしか知らないから、この映画を見てその時代を知れた。フォードって凄い会社だなって感じた。」と熱く語った。

またレースシーンについてコメントを求められると土屋は「あの時代でストレートを時速350キロで、それも1960年代の車で走っている。言い方悪いけど棺桶みたいな車で走っている感じ。レーサーとしてもストレートが一番怖い。だからあのシーンを観ていて、この映画怖い！って感じた。」とレース経験者ならではの感想を述べた。

ここで今回の特別企画。実際にル・マンのコースを走るレーシングゲームで土屋と斎藤が対決する。ちなみに土屋は黄色いフェラーリ、斎藤は赤いフォードでゲームに挑む事に。レースは追い付き追い越しを繰り返す一進一退の攻防。しかし、最後の最後で斎藤が逆転勝利。映画と同じようにフォードがフェラーリを打ち負かす運びとなった。

この展開に会場も大盛り上がり。勝者の斎藤にはご褒美として優勝カップと美女レースクイーンからのキスを受け取った。斎藤は「絶対に奥さんに怒られる(笑) でも土屋さんに勝ったのは本当に嬉しい」と世界的レーサーに勝てた喜びを語った。

イベントの終わりに土屋は「1960年代のフェラーリとフォードの確執が観れて、あとはドライバーとプロデューサーがフォードを世界一に導いていく。フェラーリを倒すために一台の車を作り上げる。あとは1960年代のル・マンを走った車を楽しんで頂けたら嬉しいなと思います。」とコメント。

トレンディエンジェルのたかしは「走行中のシーンは、自分も乗っているんじゃないかって思うぐらい。怖さすら感じる。ベルトをして観てください！」とコメント。斎藤は「歴史が勉強できたり、友情物語が観れたり、そう言うところを観ながら「吉本vs芸人」を観てほしい。」とコメントすると会場からは笑いが起こった。しかし最後には「本当に素晴らしい映画です！」と本作を絶賛した。

こうして大盛況のままイベントは終了。ちなみに斎藤はイベント後の囲み取材でも「土屋さんに勝てた事が本当に嬉しい」とコメントしていた。『フォード vs フェラーリ』は来月1月10日より全国公開。

【ストーリー】
ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー（マット・デイモン）。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒な一流レーサー、ケン・マイルズ（クリスチャン・ベイル）に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の困難を乗り越え、いよいよ絶対王者として君臨するフェラーリに挑戦する―。

【キャスト】
マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、ジョン・バーンサル、ジョシュ・ルーカス、トレイシー・レッツ、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュプ

【スタッフ】
監督：ジェームズ・マンゴールド

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

公式サイト：http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

2020年1月10日（金）全国ロードショー