【 特集】『 #アリータ:バトル・エンジェル 』サイバーパンク予言の書(前篇) #アリータ降臨

『アリータ:バトル・エンジェル』

アリータ

「現代人にとって最大の麻薬はスマホである。」

https://realsound.jp/tech/2018/04/post-179084.html

https://forbesjapan.com/articles/detail/18925

という記事がでていたが、10年前の人間に同じことを言っても「へぇー、携帯が麻薬って、、SFね。」ってくらいだろう。だが現代ではその言葉にリアリティと危機感を覚える人は多いのではないか。

考えてみると、ひと昔前のSF小説は現代において「予言の書」である場合が少なくない。そこには明るい未来もあるが、テクノロジーの進化が生活を奇妙に変えてしまう【明るくない未来】の方が、どうも当たっている感じがする。

アリータ2

ジェームズ・キャメロンの最新作『アリータ:バトル・エンジェル』は、そういう【明るくない未来】を描いたSFアクション超大作だ。あの『アバター』『タイタニック』のキャメロンだから世界観に対する作り込みは半端じゃない。この【明るくない未来】は我々に説得力をもって訴えかけてくるものがある。

なんと、原作は日本の漫画「銃夢」。知らないって人も多いと思うが、これはただのSFコミックじゃない、知る人ぞ知る伝説的サイバーパンク漫画なのだ。

銃夢

だからサイバーパンクらしく人間の身体と機械が融合してたり、バトルアクションの描写はちょっとグロい。映画はさすがにハリウッド産で、多くの人に見てもらいたいから、あっさり目の表現に替えてくるかなと思ったけど、原作「銃夢」のグロさ・ゴア描写は全然残っていて、それでいて「タイタニック」を観てるような上質感とスケール感があるのはさすがである。

もうひとつ、サイバーパンクというとサイバースペースと脳がつながって、どこでもだれとでも話すような描写があるが、この映画はそういうのはない。むしろ、スマホがやたらに出てくる最近のドラマなんかより、電話が出てこないあたりはドラマ重視のキャメロンらしいと思ってしまう。

アリータ3

だが、そういう要素があるにせよ、全体としてこの映画は人類の【明るくない未来】をとんでもない説得力で見せてくれる「予言の書」だ。

我々は時代の変わり目に、キャメロンの最強エンタメ脳が20年もかけて練り上げたサイバーパンク漫画を、自分たちの未来像として観ることになる。

その予言がどのようなものか?次回みてみたい。

 

『アリータ:バトル・エンジェル』2月22日(金)公開!!

配給:20世紀フォックス映画

監督:ロバート・ロドリゲス

製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー

原作:木城ゆきと

キャスト:ローサ・サラザール、クリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリ、キーアン・ジョンソン ほか

公式ホームページ:http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/

(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

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