『天気の子』“間違えること”を恐れない若者の姿が眩しい!
この映画は、つまり―
  • 『君の名は。』新海誠最新作!
  • 2019年邦画映画No.1大ヒット!!
  • 圧倒的映像美!

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『天気の子』(2019)

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記録的な大ヒットを記録した『君の名は。』から3年。新海誠監督が新たに世に放った作品はよりファンタジー要素の強い作品となった。雨が降り続く東京を舞台に、家出した少年と、不思議な力を持つ少女の物語は、再び日本中を虜にした。

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新海誠作品でやはり驚くのは圧倒的な背景の描きこみである。実写と言われても全く不思議ではないレベルで描きこまれた東京の街の景色は、それだけでも観る価値がある。スタジオジブリ作品のような、アニメーション特有のファンタジー感の強い背景に慣れている日本人にとっては、ここまで実写に近いアニメーション映像はかなり新鮮に映るのではないだろうか。

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物語はというと、家出をした少年と天候を自在に操る少女、そしてその少女の弟の3人の逃避行的な物語が見どころだ。子供だけで生きていくのは中々に難しく、それでも少女の特殊な能力のおかげで生活が出来ているというギリギリの状況。しかし、そんな特殊すぎる能力を好き勝手に使えるはずもなく、少年たちは大きすぎる代償を払うことになり、一度は少女を失ってしまう。

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ここから先が本作の大きなポイントで、少年はもう一度少女と会うために、今度は別の代償を払うことになる。これにより、世界は決定的にその形を変えてしまうわけだ。映画を観ていて気付くのは、少年は常に自分と大切な人のためにしか行動せず、結果としてそれが大きな悪影響をもたらしている。同じ行動原理でも多くの人を結果として救うことになった『君の名は。』とは全く逆である。本作の少年少女は積極的に「間違った」選択をしている。

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それでも不思議と嫌な感情を抱くことがないのは、この少年少女がお互いを想いながら、懸命に生きているからだろう。世界のことなど気にもせず、ただ会いたい人の為にガムシャラに行動が出来るというのは、素晴らしいことなのかもしれない。20代後半で何事も斜に構えて受け止めることが多くなった筆者には、この若者たちの行動は眩しいぐらいに輝いていた。

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【あらすじ】
離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。

【キャスト】
醍醐虎汰朗、森七奈、小栗旬 その他

【スタッフ】
監督・脚本:新海誠

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