MOVIE MARBIE

業界初、映画バイラルメディア登場!MOVIE MARBIE(ムービーマービー)は世界中の映画のネタが満載なメディアです。映画のネタをみんなでシェアして一日をハッピーにしちゃおう。

検索

閉じる

『COLA WARS/コカ・コーラvs.ペプシ』勝利は甘美な味わい。本当にあった嘘のような「コーラ戦争」についてのドキュメンタリー!

この映画は、つまり―
  • ほんの数十年前に、実際にあった世界一”甘い”戦争の話
  • マーケティング好き必見の戦術が山盛り
  • ただの飲み物の話かと思ったら、予想外のスケールに発展していく

記事を見る

◆配信中の注目作 

『COLA WARS/コカ・コーラvs.ペプシ』(2019)

U-NEXTで視聴する(31日間無料トライアル)こちら

遠い昔、はるか彼方の銀河系で起こったのは「スター・ウォーズ」。今回は、ちょっと昔、我々のよく知るこの星で起こった「コーラ・ウォーズ」についての話をしよう。1980年代、それまで圧倒的シェア率を誇ったコカ・コーラ社相手に、ペプシコーラを擁するペプシコ社は、ブランド名を伏せ両者を飲み比べてもらう「ペプシチャレンジ」というキャンペーンで対抗した。これがコーラ戦争の始まりだ。人間は、先入観によって物事を偏った目線で判断しがちだが、単純に味だけで勝負できるこの戦略は功を奏し、長らく二番手に甘んじていたペプシはコカ・コーラを動揺させる…。コカ・コーラの広告が、赤い服で白髭のサンタクロース像の波及の一端を担ったことをご存じだろうか? さしずめ、コカ・コーラは強大な帝国、ペプシはそれに立ち向かう反乱軍のようなものだ。『スター・ウォーズ』と違って、善悪は関係ないが。

挑戦者側のペプシは、気負わず次々と柔軟でユニークな戦術を用いた。若者に対し、ペプシは新時代の象徴であると印象付け、破格のギャラを払ってまで超人気アーティストを次々と宣伝に起用していったのだ。大巨匠リドリー・スコットもペプシのCMを撮っている(ちなみに、これまた名監督のデビッド・フィンチャーは、『ブレードランナー』オマージュのコカ・コーラのCMを撮っている)。自らの二番手という立場を最大限に利用し、防衛戦を強いられるコカ・コーラの牙城を崩していく様は痛快ですらある。そして二社はNASAに協力を仰ぎ、宇宙に進出した最初の炭酸飲料の称号を得るため地球を飛び出し…って、これ、本当に『スター・ウォーズ』じゃないの?

気になるコカ・コーラの反撃については本編を見ていただくとして、”新しい”ペプシと違い”古い”コカ・コーラに秘められた力が明らかになる終盤は、実話のはずなのに奇妙なひねりが効いていて面白い。この黒く甘い血が大量に流された戦争に巻き込まれた我々日本人にとっても、必見のドキュメンタリーとなっている。ところで、筆者は炭酸飲料ならコカ・コーラでもペプシでもなく、A&Wルートビアのファンだったりする。ルートビアにもコカ・コーラに勝つための策を…いや、この話はまたの機会にしよう。

【あらすじ】
炭酸飲料市場で最大シェアを誇るコカ・コーラと、斬新なアイデアで首位を狙うペプシが繰り広げた「コーラ戦争」。1970年代の「ペプシの挑戦」、1980年代のマイケル・ジャクソンのCMで勢いを増したペプシに対抗するため、コカ・コーラが下した重大な決断はアメリカ中を揺るがした。時代を象徴する戦いの歴史に迫る。

【スタッフ】
監督: ニコラス・ウォード
ナレーション: クリストファー・エマーソン
日本語音声版ナレーション: 木村昴

バックナンバー