映画『アップルシード アルファ』
この映画は、つまり―
  • 1. 最新技術で描かれた、実写のような“フォトルックな”フルCG映像。
  • 2. 世界大戦後の荒廃した世界で、サイボーグやメカを駆使した迫力ある戦闘を繰り広げる。
  • 3. 主人公の女戦士と、全身サイボーグとなった“元彼”との叶わぬ愛も描かれる現代の「美女と野獣」

記事を見る

◆公開中の注目作 映画『アップルシード アルファ』appl2

appi3

appl_theater
Motion picture (C) 2014 Lucent Pictures Entertainment Inc./Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc., All Rights Reserved. Comic book (C) 2014 Shirow Masamune/Crossroad

新しい波を体感しとくか?拒むか?

「アップルシード アルファ」は新しい波ですね。故にいろいろ物議を醸す。「こんなのはアニメじゃない」とか。二次元の画で「アップルシード」を見てきた方は「アップルシードじゃない」という方も。

アニメファンのみなさん、もうこういうフォトリアルもののCGについて頑固に「アニメか?、アニメじゃないか?」みたいな評価の仕方をちょっと変えてみた方がいい時期にきているかもしれません。だってもう、作っている側からしてアニメとして作ってないですもん。

観るとあまりの洋画っぷりにビックリしますよ。これは「トランスフォーマー」とか「パシフィック・リム」とかの仲間です。実際このあたりの作品は全体の80%くらいはCGで、顔の部分に役者を貼りつけるかどうかだけの違いだ、と荒牧監督もCGセミナーで言ってました。さらにこの辺りの映画より映像が自然にできているというのもびっくりです。もはやCGの出来を意識しないで観れるようになっている、進化はすごいです。さらに内容までもが自然でドラマチックです。「萌えキャラ」「ツンデレ」バカみたいに同じようなキャラのバリエーションを量産し続ける近年のアニメよりも全然考えて作られているといえるでしょう。聞くところによるとオリジナル脚本は英語らしい。英語で作って、日本語にしているから、芝居が余計に洋画っぽいんだろうが陳腐なところが全くなく重厚な映画を観た気になります。

「トランスフォーマー」「パシフィック・リム」好きで、アニメも好きだという方は結構いると思うのですが、だったら絶対見に行った方がいいと思います。いろいろ気持ちはあると思いますが、これが世界の、そして日本の映像文化の行く先・未来なんです。だからあとはいつ波に乗るかだけです。再認識の機会は今です。観て決めてみてはいかがでしょうか?

大ヒット上映中

●スタッフ
監督: 荒牧伸志
原作:士郎正宗
脚本:マリアンヌ・クラブジック
CGディレクター:松本勝
キャラクターデザイナー:山田正樹

●キャスト(声の出演)
小松由佳:デュナン
諏訪部順一:ブリアレオス
悠木碧:アイリス
高橋広樹:オルソン

製作国 日本・アメリカ合作
配給 アニプレックス

オフィシャルサイト http://appleseedalpha.jp/

バックナンバー