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仲間との掛け替えのない瞬間、バンドがカッコいい音楽映画特集④『小さな恋のうた』

今週末公開の『サヨナラまでの30分』はメジャーデビュー目前で解散してしまった音楽バンドが、あるきっかけで再び音楽に向き合う物語だ。物語はもちろん、作中で披露される楽曲の数々も話題になっている。そこで今週の「今夜何観る?」はバンドがカッコいい音楽映画を特集する。

『小さな恋のうた』(2019)
大切な人に捧げる、若者たちの魂の歌声

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ここ最近楽曲をモチーフにした映画が作られる日本映画界。昨年大きく話題になったのは『雪の華』と本作『小さな恋のうた』だ。モチーフになった楽曲は言わずもがな、MONGOL800の代表曲『小さな恋のうた』である。大ヒットドラマ『プロポーズ大作戦』で挿入歌として使用されている楽曲だ。

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映画はしかし、タイトルのような甘い雰囲気は無く、思った以上に重厚な印象を受ける。沖縄という街、米軍基地で暮らす少女との恋、仲間のメンバーの突然の死、そして再起。全編沖縄で撮影されたこの映画はその街の明るさと、そこに隠れた影を明確に映し出している。そんな状況だからこそ、音楽に全身全霊を注ぐ彼ら彼女らは大きく飛翔しているように見えて、輝いて映る。

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本作でバンドメンバーを演じた俳優たちは、実際に演奏の練習もした上で、自分たちで楽器の演奏を行なっている。ここが非常に大きい。彼らが伸び伸びと演奏していることがこの映画の大きな魅力なのだ。実際にCDデビューも果たしており、かなり話題になった。映画の物語だけでなく、彼らの歌声も楽しんで貰いたい。

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【ストーリー】
沖縄の小さな町に暮らす高校生の亮多(佐野勇斗)は、航太郎(森永悠希)、舞(山田杏奈)、大輝(鈴木仁)でバンドを組んでいた。オリジナル曲で人気の彼らに東京のレーベルが注目し、メジャーデビューが決まった矢先、ある出来事でその機会を失う。しかし、アメリカ軍の基地に住む1人の少女とデモテープの存在が、亮多らが再び楽器を手にするきっかけになる。

【キャスト】
佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈 ほか

【スタッフ】
監督:橋本光二郎