アクセル全開のカーレース映画特集①『グラン・プリ』

今週末に公開される『フォード vs フェラーリ』はル・マン4連覇中の絶対王者フェラーリを倒すために数多くの苦難を乗り越えた男たちの物語だ。企業同士の競争や男たちの物語は非常に見応えがあるが、やはり本作の醍醐味の一つは大迫力のレースシーンだ。そこで今週の「今夜何観る?」では熱いドラマと迫力のレースシーンが見どころの「カーレース映画」を特集する。

『グラン・プリ』(1966)
F1に賭ける男たちの熱い物語

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今日までにたくさんのカーレース映画が製作されてきたが、その王道中の王道と言える映画が本作『グラン・プリ』だ。本作の冒頭の舞台となるのはモナコグランプリで、これはル・マン24時間レース、インディ500と並び世界三大レースの一つと言われ、F1の象徴的なレースと言える。ちなみに最終決戦はイタリアグランプリが舞台。1921年より始まった伝統ある大会である。

大迫力のレースシーンの数々、特にチャンピオンが決まる最終決戦のイタリアグランプリのレースシーンの迫力は凄まじいものがあるが、それを彩るキャストも名優揃いだ。主演のジェームズ・ガーナーは『大脱走』でスティーブ・マックイーンと共演している、言わずと知れた名優だ。ちなみにマックイーンも『栄光のル・マン』というレース映画に出演している。他にも『波止場』のエヴァ・マリー・セイントが出演している。彼女はレーサー役ではないが、ドラマパートで素晴らしい演技を見せてくれている。ちなみに本作にはあの本田宗一郎をモデルにしたキャラクターが登場する。その男を演じたのは三船敏郎だ。三船は本作がハリウッドデビュー作となった。

大迫力のレースシーンと、濃厚な男女のドラマ。まさに映画の王道中の王道をいく作品だ。公開から既に60年近くが経つが今も色褪せることのない、まさに名作映画と言えるだろう。

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ストーリー
アメリカ人のF1レーサー、ピートはモナコなどヨーロッパ各地を転戦する過酷なレースでライバルたちとしのぎを削っていた。常に死と隣り合わせの彼らは、プライベートでも癒やされるどころかそれぞれに色恋沙汰で揉めている。やはりピートも皆と同じように男女の問題を抱え、ある日妻と別れる羽目に。そんな時、彼はホンダ・チームの矢村から誘いを受けた。やがて、実力を買ってくれた矢村のもとでレースに参戦したピートは、期待通りの強さをみせていく。こうしてライバルたちと競り合いながら、いよいよイタリアでのグラン・プリ最終戦に挑むのだが…。

【キャスト】
ジェームズ・ガーナー、エヴァ・マリー・セイント、三船敏郎 ほか

【スタッフ】
監督:ジョン・フランケンハイマー

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