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ここではないどこかへ!「異世界探訪」映画特集③『トロン』

今週末に公開される映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は謎のゲーム“ジュマンジ”の世界に迷い込み冒険を繰り広げる物語だ。自分の世界とは異なる、いわゆる「異世界に迷い込む」という設定の映画は数多く有るが、そのどれもがその映画独自の世界観を作り上げている。そこで今週は様々な種類の異世界探訪映画を特集する。

『トロン』(1982)
サイバーな電脳空間表現の先駆け的な映画

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いわゆる電脳世界という特殊な世界での戦いを描いたのが本作だ。今日に至るまで電脳世界を描いた作品は数多く存在するが、本作はまさにそうした系統の作品の源流とも言えるべき存在だ。世界で初めて全面的にコンピュータグラフィックスを導入した作品としてかなり話題になった作品だ。

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そのサイバーチックな世界を作り上げたのは後に世界的な巨匠となるティム・バートンとクリス・ウェッジだ。バートンはアニメーターとして、ウェッジはCGプログラマーとして本作に携わっているが、彼らが作り上げた特異な世界観は唯一無二のものとして、今では語り継がれている。それを象徴するのがあの電子的な衣装だろう。まさに「電脳世界」を衣装で語っている。この後の多くの作品のひな形になったのは間違いないだろう。

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技術の進歩が著しい今日この頃。ファンタジーな世界とは違い、電脳世界は実現性が高い。現に人類はVR=バーチャル・リアリティを実現させている。そう遠くない未来、本作のような電脳世界に私たちが入り込む日も来るかもしれない。その日が実現したとき、『トロン』は単なる電脳世界映画の先駆けではなく、未来を先取りした傑作映画になる事だろう。

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【ストーリー】
ENCOMは米国防総省にも通じる巨大なネットワークを持ったコンピューター会社だ。デリンジャー社長(デイヴィッド・ワーナー)の独断専行に、エンジニアのアラン(ブルース・ボックスライトナー)は反発する。フリンは将来を嘱望された天才エンジニアだったが、その有能さを恐れたデリンジャーに首にされ会社を追い出されたのだった。フリンはアランらと一緒にENCOMに忍びこむ。フリンが端末機にすわり、コンピューターを作動させようとした時、レーザー光線が彼に照射された。朦朧とした意識の中で目覚めたフリンは、自分がコンピューター世界にとばされたことに気付く。

【キャスト】
ジェフ・ブリッジス、ブルース・ボックスレイトナー、デヴィッド・ワーナー ほか

【スタッフ】
監督:スティーブン・リズバーガー