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『ディープ・ブルー』役者もビビったロボットザメの動きが凄い!

 

【今夜なに観る?】
限定空間で襲われる動物パニック映画特集③

現在大ヒット上映中の映画『クロール-凶暴領域-』は閉鎖された空間の中で人間たちが巨大なアリゲーターに襲われる恐怖を描いている。映画の歴史の中でこうした動物パニック映画の傑作は数多く作られてきたが、その多くはキワモノ映画として扱われることが多い。そこで今回は「限定空間で襲われる動物パニック映画」を特集。今一度、動物パニック映画の素晴らしさを感じようではないか!!

『ディープ・ブルー』(1999)

『ディープ・ブルー』という映画のタイトルを聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか?数多くの海洋生物たちの壮大なワイルドライフを映し出したBBCの傑作ドキュメンタリーだろうか?それとも賢い巨大サメが襲いかかる海洋動物パニック映画だろうか?もし後者を思い浮かべたアナタは生粋のB級映画好きと言えるでしょう。

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【ストーリー】
太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設アクアティカでは、凶暴なサメの脳組織から新薬を製造する研究が進められていた。だが研究を急ぐあまり、責任者であるスーザン博士はDNAを操作、その結果サメは巨大化しただけでなく高度な知能までも手に入れてしまった。やがて、太平洋に猛烈な嵐が来襲、トラブルが重なって施設内に殺戮マシーンと化したサメが侵入してしまう。

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海に住む生物で人を補食する生き物の代表格である「サメ」。スピルバーグ監督の出世作であり海洋パニック映画の金字塔『ジョーズ』は人々の心にサメの恐怖を刻み込み、現在でも真っ先に連想できる海の恐怖の象徴として君臨している。『ジョーズ』が作られて以降、無数のサメ映画が作られてきたが本作『ディープ・ブルー』は『ジョーズ』に次ぐサメ映画の傑作との呼び声も高い傑作だ。

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そして本作を語る上で欠かせないのが監督のレニー・ハーリンである。実は監督はジーナ・デイヴィスと結婚していたのだが、本作が公開される1年前に離婚している。一見全く関係ない話に見えるのだが、実はそうではない。一説によると監督はジーナ・デイヴィスとの過去を断ち切るために本作を製作したとも言われている。若き日のジーナ・デイヴィスに似ている女優をメインヒロインとしてキャスティングし、最後の最後にあの結末。あくまでも一説にすぎないので真相は定かではないが、そう考えてみるとまた違った面白さがある。 

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もちろん本作で見ることが出来るアクションの数々も監督の特徴だ。特にサメの迫力は素晴らしく、ロボットザメを撮影で使っているアップの場面は圧巻の出来だ。「アナコンダ」でも使われた撮影法である、CGとロボットの合わせ技。本作ではさらに技術が進化し、ロボットサメが単独で海中を泳ぐことも可能になった。しかも馬力は半端じゃないらしく、あるシーンのリハーサルに誤作動で暴れ出したところ、セットの天井を粉々に吹き飛ばしたらしい。

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ちなみに本作のキャストの一人であるマイケル・ラパポートは万が一に備え、遺書を綴り、弁護士を雇っていたらしい。先ほども述べたように撮影ロボットザメの馬力は凄まじいものだ。天井を破壊したエピソードもそうだが、暴走したロボットザメと接触した場合、時速80キロの4トントラックに激突するのと同じ衝撃を受けると言われたそうだ。それぐらい、凄い物を使って撮影した本作だからこそ、『ジョーズ』に次ぐサメ映画の傑作のなり得たのだろう。

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この手の映画では登場する人間たちの死んでいく順番も見所の一つ。それについてはどうやら『エイリアン』を参考にしたらしく、顔の知られている俳優を途中退場させ、最後には無名の役者しか残らないことで観客の不安を煽る狙いがあったそうだ。実際に本作のキャストの中で最も知名度が高いのがサミュエル・L・ジャクソンだが、果たしてどうなるのか注目だ。

 

DEEP BLUE SEA

『ディープ・ブルー』(1999年)
監督:レニー・ハーリン
キャスト:トーマス・ジェーン、サフロン・バロウズ、サミュエル・L・ジャクソン ほか

 

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