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プロの技が光る!有名フードコーディネーター監修の飯テロ映画特集④『しあわせのパン』フードコーディネーター界の巨匠が手掛ける北海道産パン映画!

映画に出てくる料理は、シェフが作るように必ずしも完璧な料理ばかりではありません。そこには、あえて不格好に作るなど登場人物が生活の中で作ったように料理を“魅せる”フードコーディネーターの存在があります。そこで今週の「今夜何観る?」ではフードコーディネーターの存在にフォーカスを当て、プロの技が光る飯テロ映画を紹介します!

『しあわせのパン』(2011)

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今回、ご紹介する有名フードコーディネーター監修の飯テロ映画は北海道を舞台にパン屋を営む夫婦とそこに訪れる客の交流を描いた『しあわせのパン』です。この映画でフードコーディネーターを務めたのは、映画界におけるフードコーディネーターのパイオニア的存在の方でした。

『しあわせのパン』でフードコーディネーターを務めたのは石森いづみさんです。彼女がキャリアをスタートしたのは、1985年。映画の世界にまだフードコーディネーターの仕事がなかった時代です。石森さんは巨匠・伊丹十三監督の『たんぽぽ』でラーメンを作りました。撮影当初、石森さんは監督からスープや具材だけでなく、器の形や色の指示を細かく受け「映画は懲り懲り」と思ったそうです。しかし、全ての要望に見事に応え、細部にまでこだわった『たんぽぽ』をきっかけに映画作品のオファーが舞い込むようになりました。今作でもその料理に関する徹底ぶりは健在で、北海道のパン屋に合わせ北海道産の小麦粉・食材を使用し劇中料理を完成させました。

ちなみに石森さん曰く「パンは難しい題材」で、焼き上がりのほんの1~2分の間で、劣化が見えるためとにかく気にすることが多かったそうです。また撮影現場で常に温かいパンを出すため石森さんは次の日のスケジュールが出たらそれに合わせてパンをこねるという生活を送りました。焼き上がりホカホカのパンたちを、是非『しあわせのぱん』で確認してみてください!

【ストーリー】
北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦を舞台に、宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、店を訪れる人々の人生を四季の移ろいとともに描いたハートウォーミングドラマ。りえと尚の水縞夫妻は東京から北海道・月浦に移住し、パンカフェ「マーニ」を開く。尚がパンを焼き、りえがそれに合ったコーヒーと料理を出すマーニには、北海道から出ることができない青年や口のきけない少女とその父親、思い出の地を再訪した老夫婦などさまざまな人々がやってくる。

【キャスト】
大泉洋、原田知世 ほか

【スタッフ】
監督:三島有紀子