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75年目の終戦記念日 僕らは太平洋戦争(第二次世界大戦)の何を心に刻むべきか? 『日本のいちばん長い日』を2020年的に考える②

今回の特集コーナー「今夜何観る」では、今年で75年目の終戦記念日を迎えるにあたり、日本の戦争を終わらせた男たちを描いた映画『日本のいちばん長い日』について4回に分けてお送り致します!

 

文:たんす屋(神社好きの中年Youtuber)

前回の記事はこちら➡ PART①

AmazonPrimeで観る ⇒2015年版1965年版

Netflixで観る⇒2015年版

世界大戦の影の主役は共産主義だった

印象的なセリフがあります。それが意味しているものを探っていきましょう。

鈴木貫太郎「判断が遅れれば北海道にソ連が来る。敵がアメリカのうちに終戦にしなければならない」

鈴木首相の言葉はアメリカなんかより、ソ連の方が数倍怖いことを意味します。ソ連の怖さは当時世界を侵食しつつあった共産主義の怖さです。貧困にあえぐ当時の日本の東北の農村部などは敗戦を機に簡単に共産主義に転がる危険性は十分にあったし、実は関東軍をはじめとして陸軍の中にも共産主義者が多かったのです。

もしソ連によって一部でも占領され共産化したら、二度と元の日本には戻りません(北方領土をみればそのことがわかります)。鈴木貫太郎は故に8月9日から始まったソ連の侵攻を最も気にしており、8月15日の終戦断行にこだわったのです。

次回は昭和天皇についてお届けします。

次回の記事はこちらから➡PART③

〈ストーリー〉
太平洋戦争末期の45年7月、連合国軍にポツダム宣言受諾を要求された日本は降伏か本土決戦かに揺れ、連日連夜の閣議で議論は紛糾。結論の出ないまま広島、長崎に相次いで原子爆弾が投下される。一億玉砕論も渦巻く中、阿南惟幾陸軍大臣や鈴木貫太郎首相、そして昭和天皇は決断に苦悩する。

〈キャスト〉
オリジナル版:三船敏郎、志村喬 ほか
リメイク版:役所広司、本木雅弘、松坂桃李 ほか

〈スタッフ〉
オリジナル版監督:岡本喜八
リメイク版監督:原田眞人

 

75年目の終戦記念日 僕らは太平洋戦争(第二次世界大戦)の何を心に刻むべきか? 『日本のいちばん長い日』を2020年的に考える①
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75年目の終戦記念日 僕らは太平洋戦争(第二次世界大戦)の何を心に刻むべきか? 『日本のいちばん長い日』を2020年的に考える②
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75年目の終戦記念日 僕らは太平洋戦争(第二次世界大戦)の何を心に刻むべきか? 『日本のいちばん長い日』を2020年的に考える④
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