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75年目の終戦記念日 僕らは太平洋戦争(第二次世界大戦)の何を心に刻むべきか? 『日本のいちばん長い日』を2020年的に考える①

今回の特集コーナー「今夜何観る」では、今年で75年目の終戦記念日を迎えるにあたり、日本の戦争を終わらせた男たちを描いた映画『日本のいちばん長い日』について4回に分けてお送り致します!

 

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もはや、忘却?空前絶後、第二次世界大戦の真実

8月15日は1945年の終戦から75年目だそうです。当時、20歳の方ももはや95歳ということになるわけで、もはや歴史の一部と化しているというのが正しいのではないでしょうか?そういえば終戦記念日独特のムードが最近はなくなりつつありますね。マスコミの扱い方も徐々に変わってきているということだと思いますが、このまま教科書の文字になってしまうというのもどうかなと思います。だって、その爪痕の大きさといったら半端ではありません。6000万人に迫る空前の戦死者、日本でも300万人の方がなくなってます。東日本大震災の死者行方不明者が2万人弱ですから、これがどれほど異常な出来事であったかわかります。

また、戦争テクノロジーの進化も目を見張るものがあります。戦争はたかだか数年の間に飛行機も戦車も別の次元に変えてしまいます。ジェット戦闘機やミサイル、ロケットも実戦投入されます。そして核兵器(原子爆弾)が使用されます。

第二次世界大戦はこのまま戦争をやり続けていたら、「いずれ地球は滅亡する」ということを、敵も味方もなく、人類が実感として確認してしまった戦争といえるでしょう。戦後は、その急激な技術革新が平和な生活を豊か便利にさせている皮肉な状況もあります。大戦の前と後では文明レベルが全く違う世界といってもいい。だとすれば、一年に一度くらいは我々が甘受しているこの便利さの裏側にある「人類史上最大の悪夢」を振り返るのも悪くないでしょう。

節目の75年。今回は『日本のいちばん長い日』をメインに据え、2020年代の現代ならではの、心に刻むべき第二次世界大戦の「真実」に焦点にあてたいと思います。

太平洋戦争を終わらせた男たちの物語。『日本のいちばん長い日』

『日本のいちばん長い日』は1945年8月、無条件降伏を受け入れるかどうか?日本政府首脳たちの苦悩と選択が描かれます。戦場シーンはほぼ無く、皇居の中の会議室が主な舞台ですが、戦争の正体にこれ程迫った映画もありません。

敗色濃厚の日本、最終局面のキーマンが3人います。東条、小磯ときた陸軍首班の政府を受け継いだ鈴木貫太郎(彼は元海軍の軍人です)。温和ながら鉄の意志を秘めた総理大臣です。そして陸軍大臣陸軍阿南惟幾(あなみこれちか)。本土決戦を唱え暴発寸前の過激分子を抱えた陸軍のトップです。もう一人は昭和天皇です。実は鈴木も阿南も、天皇とは(以前から)個人的なつながりがありました。この物語は天皇の心を知る旧知の二人の重臣が、時に協力し、時に反駁しながら、天皇の権威を利用し、軍を抑えながら、日本を終戦に向かわせるというドラマなのです。

次回は劇中の印象的なセリフについてお届けします。

次回の記事はこちらから➡PART②

〈ストーリー〉
太平洋戦争末期の45年7月、連合国軍にポツダム宣言受諾を要求された日本は降伏か本土決戦かに揺れ、連日連夜の閣議で議論は紛糾。結論の出ないまま広島、長崎に相次いで原子爆弾が投下される。一億玉砕論も渦巻く中、阿南惟幾陸軍大臣や鈴木貫太郎首相、そして昭和天皇は決断に苦悩する。

〈キャスト〉
オリジナル版:三船敏郎、志村喬 ほか
リメイク版:役所広司、本木雅弘、松坂桃李 ほか

〈スタッフ〉
オリジナル版監督:岡本喜八
リメイク版監督:原田眞人