コロナを恐れて家に閉じこもってるアナタ!おウチも怖いんです!建物が主役の【おウチホラー】映画特集① 『家』 バカンスで訪れた家に喰われていく恐怖!

新型コロナウイルスの騒動を経て私たちの暮らしは大きく変わった。在宅ワークを推奨する企業が増え、就活の面接も家でリモートである。そして家は私たち人間にとって、最も安心できる場所である。しかし時に家は私たちに牙をむくときがある。家にいて油断しきった瞬間に、襲い掛かってくる恐怖。今週の「今夜何観る」では建物が主役の「おうちホラー」を特集する。

『家』(1976)

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ド直球過ぎる『家』という邦題がつけられたこの映画は、家の中で起きる怪奇現象を描いた<家系ホラー映画>の原点ともいえる映画だ。ある日を境に立て続けに起きる不可解な怪奇現象の数々、いったいなぜこのようなことが起きるのか、何が何だか分からないまま、物語は進んでいく。本作にはこの手の映画ではお馴染みのシチュエーションが数多くある。「破格の賃料」、「開かずの間」などなど。後の作品に多く見られる要素が満載だ。

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ひと夏を過ごすためこの家を訪れた一家は、「ある物」を開けてしまったその瞬間から不可解な現象に襲われる。誰かが怪我を負うと、老朽化したボロ家のどこがが新品のように綺麗になっていく。まるで家に生気を吸い取られていくかのように、ジワジワと一家を追い詰めていく。まるで真綿で首を締めるかのようだ。

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この映画の原題『BURNT OFFERINGS』は「燔祭」で焼いて神に捧げる生贄という意味だ。まさにこの映画に登場する一家は生贄としてその命を奪われた。そして、まるで新築のように若返った家に、何事もなかったかのように戻ってくる家主たち。彼らが何者なのか分からないうちに映画が終わる。今観ても不気味な映画である。こんな映画を観た日には、家にいることすら恐ろしくなるかもしれない。

Burnt-Offerings

<ストーリー>
ベン(オリヴァー・リード)とその一家、妻のマリアン(カレン・ブラック)、12歳の息子デイビッド(リー・モントゴメリー)は、新聞広告でみた貸別荘を訪れる。静寂の森を抜けると、白い風格あるビクトリア朝様式の建物がそびえたっていた。家の持主はアーノルド(バージェス・メレディス)とロズという年老いた兄妹。内部のアンチックなたたずまいと2ケ月で900ドルという格安の家賃を気に入ったマリアンはすっかり乗り気になり、数日後、一旦ニューヨークに戻った一家は、伯母エリザベス(ベティ・デイビス)を伴って貸別荘を借りに来た。

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監督:ダン・カーティス

キャスト:カレン・ブラック、オリバー・リード ほか

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