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「危機管理」の大切さを描く映画特集④『シン・ゴジラ』

現代社会に生きる私たちは多くの面で危機管理を求められる。災害、細菌、経済、情報、政治。様々な面で私たちは危機管理を必要とされている。その危機管理が崩壊すると、私たちは想像を超える被害を被ることになる。新型コロナウイルスに翻弄されている今こそ、改めて私たちは考えなければいけない。そこで今週の「今夜何観る」は危機管理を描いた映画を特集。様々な観点の危機管理を、映画を通して観てみる。

『シン・ゴジラ』(2016)
想定しない敵に直面した時、政府はどう対応するのか

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突如現れた厄災に政府がどう対応するのか、という点で描かれた作品が本作だ。初代ゴジラの世界観も踏襲しておらず、尚且つ円谷英二が存在しなかった世界という設定で描かれているためゴジラの事も「巨大不明生物」として対応されている。そういった巨大不明生物に対して政府がどう対応するのかが描かれている。

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放射能を撒き散らしながら街を進むゴジラは、怪獣ではあるがこれはもはや自然災害。その自然災害に対応するに当たり、閣議の数々が描かれているが、それぞれが考えて行動するというよりは、最後は総理の許可が出ないと行動を起こさない。各人が「総理!ご決断を!」と迫るシーンは、日本社会では当たり前の光景に見えるが、一方でトップが決断しなければ行動を起こせない日本社会という体制の脆さが出ている。対策を思いついてもすぐに行動を起こせない。各方面にご機嫌を伺いながら決断が下されるのを待つしかない。

今の現実世界でいうとこのゴジラは「新型コロナウイルス」になるわけだが、日々こうして対応策を練ることに汗を流している人がいることは、言及しておきたい。そしていつの日か本作に「ヤシオリ作戦」の様にウイルスを無力化できる様な妙案が出てくることを願わずにはいられない。


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【ストーリー】
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……。

【キャスト】
長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ ほか

【スタッフ】
監督:庵野秀明、樋口真祠

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