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管理社会の恐怖!ディストピア映画特集②『未来世紀ブラジル』

今の社会はあらゆることがデータ管理されている。マイナンバーと言うものが発行され、個人情報はいよいよ本格的に番号で管理される時代になった。私たちの情報はいつ、どこで、どのように見られているか分からない。そこで今週の「今夜何観る」は「管理社会」がテーマの映画を特集。未来で本当に起きるかもしれない管理社会の恐ろしさを、今改めて考える。

『未来世紀ブラジル』(1985)
全体主義社会に抑圧された人間の悲しすぎる末路

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人間というのは自分を縛り付けるものが多ければ多いほど、そこからどんな手段を使ってでも抜け出したいと思う生き物である。『未来世紀ブラジル』はまさにそうした人間の本性が描かれている映画で、徹底的に管理された人間社会と、そこから抜け出そうとする人間を描いている。

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こうした管理社会を描いた映画に登場する政府は総じて全体主義的であることが多く、その多くはジョージ・オーウェルが記した『1984年』にインスパイアされたものが多いが、本作で描かれている管理社会もそうしたもので監督自身もそれを認めている。個人の私生活に至るまで積極的に制限しようとする。その恐ろしさが本作では主人公サムの夢と対比する形で描かれている。自由な夢を見るサムと、管理社会に従属しなければいけない現実のサム。管理社会に傷つけられたサムが本当の意味で自由を勝ち取れるのか。この結末は是非映画を見て確かめてほしい。

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何としても自由を勝ち取りたいサムと、それを頑なに許さない政府。今の私たちは個人の自由が許される民主主義の国で生活ができているが、既に多くの場所で国家の監視の目が光っている。現に『未来世紀ブラジル』に近い統治社会を敷く国が現実にある今、私たちもまた、いつ主人公のサムと同じ様な境遇になっても不思議はないのだ。

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【ストーリー】
コンピュータによる国民管理が徹底した仮想国ブラジル。その情報管理局で、ある役人が叩き落としたハエによって、コンピュータ情報の一部が壊れてしまう。そしてその影響は、善良な靴職人をテロリストと誤認逮捕させる結果を生み出すが……。

【キャスト】
ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、キム・グライスト ほか

【スタッフ】
監督:テリー・ギリアム

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