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新しい未来への旅立ち!卒業シーズンだからこそ観たい青春映画特集③『天然コケッコー』

3月、多くの者は卒業式を迎える。それはこれまで青春を共にした仲間との別れであると共に新しい未来への入り口でもあるからだ。そしてそれを題材にした多くの秀作映画が誕生した。そこで今週の「今夜何観る」は「卒業シーズンに観たい青春映画」を特集。何物にも変えられない青春の1ページを描いた素晴らしい映画を紹介する。

『天然コケッコー』(2007)
ゆっくりと、静かに時が流れる日本の傑作青春映画。

■Netflixで観る ⇒ こちら

ここ最近、邦画の高校生を主役に添えた青春映画は「こんな高校生いるはずない」と内心ツッコミを入れたくなってしまいがちなのだが、『天然コケッコー』は群を抜いて等身大であり、田舎の風景が映画に良い匂いを添えている素晴らしい作品だ。

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田舎に暮らす少女が、東京からの転校生に恋をする。そんな2人の学校や地域のイベントを中心に映画は進んでいくが、取り立てて大きな事件が起きる映画ではない。もちろん中学生の少年少女の恋愛模様が描かれているのだが、それ以上に素晴らしいのは主人公を演じた夏帆の色気の全くない、だけど夏帆にしか出せない美しさがそこに詰まっているからだ。彼女が映画の舞台である島根県浜田の山や海、太陽と見事に融合し、私たちの疲れた心までも浄化してくれる。彼女は都会の喧騒とは全くの無縁だ。彼女の時間はゆっくりと流れる。そしてそれで良いんだとこの映画は肯定してくれている。

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先ほど言ったが邦画の青春映画はいつも派手な美男美女が大きな事件の中で恋をする、という映画が多い気がする。そんな中において、役者は確かに美形ではあるがそれを感じさせないぐらい、自然と時が流れる本作のような映画がもっと増えて欲しいと筆者は感じている。ゆっくりと時が流れる、それが愛おしく感じる映画『天然コケッコー』。ぜひご覧になって頂きたい。

 

【ストーリー】
小中学校合わせても、たった6人の生徒しかいない田舎の分校に、東京から転校生の大沢(岡田将生)がやってきた。そよ(夏帆)は、都会の雰囲気漂う大沢に心ときめくが、彼の冷たく乱暴な言動に戸惑いを覚える。しかし、海水浴でのあるできごとをきっかけに、そよの大沢に対する印象が変化し始める……。

【キャスト】
夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市 ほか

【スタッフ】
監督:山下敦弘